いよいよ今週末に迫ったグリーンルームフェスティバル。ファッション業界人が足繁く通うという同フェスの魅力を、ビームスの千木良学さん&松下圭さん、スタイリストの片貝俊さんに聞いてみました。三者三様のフェス観。とにかくその楽しみ方は、自由なのです。
Photo_Yuri Nanasaki
Edit_Taiyo Nagashima
千木良学
宣伝広報統括本部 販促企画部
1978年生まれ。ショップスタッフを経て、メンズドレスやビーミング ライフストアなどのプレスを歴任。現在は宣伝・販促企画を中心に外部イベントやさまざまな企業とのプロモーションなどを担当。
松下圭
1984年生まれ。様々な店舗でのショップ経験を経て、メンズカジュアルのプレスを担当。
当初からコンセプトがブレていないんです。大きくなっても変わらないというのはすごく感じる。
—今まで、グリーンルームフェスティバル(以下グリーンルーム)に何回くらい参加されましたか?
千木良:4回ですね。
松下:ぼくは3回です。
千木良:今年グリーンルームは12年目。ビームスは、大桟橋でやっていた第3回の頃から参加していて。今年で9回目の参加なんですよ。
ー9年前!かなり古くからのお付き合いなんですね。
千木良:そうですね。もともと音楽やアートを通して、サーフ・ビーチカルチャーを伝えるフェスでして、当初からコンセプトがブレていないんです。大きくなっても変わらないというのはすごく感じる。最初は、2000〜3000人くらいのパーティからスタートして、そこから少しずつ大きくなっていって、2005年の初回も古くからビームスとも関わりの強いアーティストさんも参加されていました。そういうところから、つながりが増えてきて、出店しようということで始まったんです。
—グリーンルームが大きくなる過程をすぐ側で支えてきたわけですね。
千木良:いやいや、そんなことはないです(笑)。
—今や日本でも有数のフェスになりましたが、グリーンルームならではの魅力って?
千木良:まずは日本を代表する都市型イベントってことですよね。
松下:都内・首都圏近郊なので、とにかくアクセスがいいです。デートのついででも楽しめますからね!
—渋谷から30分ですもんね。
チケットがなくても、無料でブースが見られるのもいい。
千木良:あと、横浜って、美味しいものも文化も、歴史もあるじゃないですか。そういう場所なので、やっぱりキャンプフェスとは違った魅力があります。
松下:いわゆるフェスっぽい格好じゃなくてもいいってところも。普段着で行けるのはかなり珍しいですよ。あと、チケットがなくても、無料でブースを見られるのもいい。外でもお祭り感が楽しめるので、これはすごい魅力だなと思います。
千木良:音楽も、ブースも、アートスペースもあるし、ゆるい空気感がすごくよくて。あらためて贅沢な空間だなぁと思います。
—すごく楽しみになってきました(笑)。おすすめの過ごし方ってありますか?
松下:音楽を楽しむときは中に、空き時間には外のブースでのんびりするのがいいと思います。それこそフイナムが出しているブースとか(笑)。買い物を楽しむのがオススメですね。
—気の利いたこと言っていただいて、ありがとうございます(笑)。ビームスはブースで何を売られるんですか?
千木良:毎回定番で出している、Tシャツ、タオル、マグのほか今年はサコッシュもやりますよ。Tシャツは二種類。ひとつは、カリフォルニアを拠点に活躍するアーティスト ナットラッセル。そして昨年に引き続き人気アーティストでもある花井祐介さん。あと、実は花井さんにはスタッフTシャツも協力いただいているんですよ。
去年刷ったものを片手に、「これに刷ってください!」って持ってきてくださったお客様がいて、それはすごく嬉しかったです。
-そうなんですか!チェックしてみます。
千木良:全部おすすめですが、個人的にはサコッシュがいいですよね。
松下:最近のバッグのトレンドにもなっていますしね!
千木良:若いときにフェスに行ったことってあまりなかったんですけど。頻繁に毎年行くようになって、サコッシュが一番便利だと思いました。この気軽さがいい。
—わかります。サコッシュ便利ですよね。安いし。
千木良:女性の方でも使っていただけますしね。すぐに売り切れちゃうと思うので、早めがおすすめです。あとはシルクスクリーンを用いたライブプリントを今年もやります。毎年恒例で、かなり認知度も注目も高いです。
松下:BEAM Tのお家芸ですね。こちらも花井さんのデザインです。
千木良:去年刷ったものを片手に、「これに刷ってください!」って持ってきてくださったお客様がいて、それはすごく嬉しかったです。
—いいですね。ファンがちゃんとついているんですね。
千木良:やっぱり僕らとしては普段お店に立っていないから、お客様に直接話せるのが楽しくて嬉しいです。
松下:みんなすごくハッピーで朗らかで、フェスは本当にいいですよ。
ゆるくてやわらかい雰囲気で、ストレスフリーで、それが魅力ですね。
—どんどん楽しみになってきました。ファッション業界の人ってたくさん来るんですか?
千木良:すごく多いです。モデルの方もいたりとか。久しぶりの方にたくさん会えたりとか。
ーファッションも含めて、グリーンルームはいろんなカルチャーを大切にしていますよね。
松下:まさしくそうですね。
千木良:すごくバランスがいいんですよ。過酷な環境で音楽を聞いて感動するっていう体験にも魅力はあるんですが、(グリーンルームは)ゆるくてやわらかい雰囲気で、ストレスフリーで、それが魅力ですね。エンタメも多くて、キッズ、子供連れも楽しめる。船に乗れたりとかも。
—船、僕も気になってます。
千木良:かなり楽しいし、気持ちいいですよ。
松下:僕はまだ、その船乗れていないんですよね。行ってみたいな。
—ビームスのブースでは、物販以外にどんなことを?
千木良:シルクスクリーンのライブプリントをやります。その場で刷るのを、みなさんしっかり見てくださるんですよ。体験を楽しむっていうのがフェスのいいところですね。毎回多くの行列が出ることもあります。
—すごいですね。
松下:当日ブースで商品を購入していただいた方に引換券を用意して、無地Tシャツをこちらで用意していますので、それをその場で刷るんですけど。やっぱりそれでブースが盛り上がるんですよ。ありがたいですよね。両日共に14:00〜スタートで無くなり次第終了となるので、お早めに!
千木良:あとは、遅くまで盛り上がっても、ちゃんと帰れるのがこのフェスのすごいところですよ。泊まりはグリーンルームキャンプのほうで楽しみましょう。
二人の選ぶ、グリーンルームで身に付けたいモノ。
左から時計回りに、〈オークリー〉サングラス¥17,000、〈チャムス×ビームス〉グラスコード¥1,000、〈バンブーシュート×ポーター×B印 ヨシダ〉ウォレット¥16,000、ウォレットコード¥3,800、〈オーシバル×ビームス〉カットソー¥11,800、〈トモ&シーオー〉シューズ¥28,000(すべて+TAX)
ビームス×グリーンルーム オフィシャルコラボレーショングッズ
左から時計回りに、サコッシュバッグ¥1,700、Tシャツ各¥4,500、ダイメックスマグ¥1200、タオル¥1,900(すべて+TAX) ※グリーンルームのビームスブースにて販売。
ビームス 原宿
住所:渋谷区神宮前3-24-7 1F
電話:03-3470-3947