住宅、住むということそのものに新しい概念を取り入れ、大きな話題を呼んだ「NOT A HOTEL」。
ざっくり言うと、「NOT A HOTEL」が販売する物件は、自宅として使用することも、ホテルとして貸し出し収益を上げることもできます。さらに物件のオーナーはすべての「NOT A HOTEL」を無料で相互に利用することも可能というもの。
サービスを立ち上げるに至った経緯は、ファウンダーの濱渦伸次さんへのインタビューをごらんください。
この「NOT A HOTEL」の次なる一手が、サイズとカラーを選択して住宅を作れる「NOT A HOTEL PRODUCTS」です。
第1弾として〈ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)〉デザイナー、相澤陽介氏のディレクションのもと、北軽井沢にモデル住戸が展開されます。
近年、相澤さんが軽井沢と東京の2拠点生活をするなかでの気づきやこだわりを散りばめたという、ちょうど良い暮らしが詰まった“プロダクト”です。
相澤さんが建築プロダクトを手掛けるのは今回が初めてとのことですが、ファッションデザイナーがこうして業界の垣根を越えて異業種で活躍していく様は痛快ですね。
ちなみに、「NOT A HOTEL PRODUCTS」には、S、M、Lの3つのサイズとBLACK、NATURALの2つのカラーがあり、暮らしに合わせて好きなモデルを選択できます。
テラスと一体となった吹抜けのLDKと、解放感のある大きな窓はどのモデルにも採用されています。
室内には、相澤さんがデザインしたテキスタイルを採用した、「NOT A HOTEL PRODUCTS」オリジナルモデルの〈フリッツハンセン(Fritz Hansen)〉のグランプリチェアが。
「NOT A HOTEL」が用意する土地での展開に加え、希望する土地に自宅、別荘として建築することも可能だそう。販売は2023年3月予定です。
定住、移住という考え方、概念がゆっくりと変わっていくのかもしれません。