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Bay Cruise Festival, which advocates a new style of "local" style, starts in Nagoya, Japan.
Not Smart, But Creative.

Bay Cruise Festival, which advocates a new style of "local" style, starts in Nagoya, Japan.

8月10日、創立40周年を迎えたベイクルーズグループによる「ベイクルーズフェス」が、名古屋城二之丸広場にて開催されました。この日を皮切りに、京都、仙台、福岡と、計4都市を巡る、いわばツアー型フェス。つまり、いわゆる“夏フェス”の括りにするには枠組みから違うわけですが、このフェスが特別な理由はそれだけじゃありません。全国に多種多様なブランドやショップを連ねるベイクルーズならではの作法に則って創りあげられたフェス。早速その模様を振り返っていきます。

  • Photo_Ryohei Obama
  • Text_Masahiro Kosaka

ローカルの脈動感じる、メイド・イン・ナゴヤな1日。

(初っぱなから失礼な話ですが)開場と同時にこんなに賑わいを見せているとは、正直思いませんでした。エントランスにずらりと伸びた行列を目にして、これほどまでとは!? と目を疑ったほど。朝から太陽じりつく絵に描いたような真夏の気候、そして毎年恒例の大人気フェスというわけではないのですから。そんな状況を目の当たりにして驚くと同時に、瞬時に、名古屋という土地の感度の高さと、お祭りへの関心度の高さを確信しました。

エントランスでは、この日のために特別に用意されたオリジナルトートバッグ2種6色から、好みのものをピックアップ!

さて、今回のベイクルーズフェスの主な見どころは、出店ブースと音楽ライブ。ブースは、飲食系やアパレルなど、ベイクルーズグループからおなじみのブランドやショップが軒を連ねます。なかには、〈J.S.CURRY〉や〈LUKE’S LOBSTER〉、〈L’ECHOPPE〉など、名古屋初上陸のショップも登場。

名古屋初上陸の2店の人気メニューは、昼過ぎには早くも完売という大盛況ぶり!

EDIFICE / L’ECHOPPEには、〈is-ness〉とのコラボT(ネイビーは限定色)をひっさげ、
おなじみ金子さんも在店されていました。

ビーチサンダルづくりなど、親子でたのしめるワークショップも開催。

そんななか、全国区のショップに負けず劣らずの勢いを見せていたのが、名古屋のローカルショップ。名古屋市・鶴舞にあるドライフラワー専門店「ある日」、国内・インポートブランドを中心に独自の審美眼でセレクトし、オリジナルアイテムも多数展開する「panio」、開場付近に店を構える美容院「DHONI」など、この日のために仕込んだオリジナルアイテムや、ならではのコンテンツで、地元の底力を見せてくれます。

グレーの看板が、ローカルショップの目印。

「panio」は、今日のために作ったというオリジナルアイテムを多数投入。
「大手ではできない、ユニークな見せ方ができれば!」と気合十分でした。

美容院「DHONI」は、UVケア、ニオイケア系のシャンプーから、
キャンドルやスウェーデントーチなどアーティストの作品までユニークなラインナップ。

ところで、イベント開始からずっと、会場内に流れる一体感の異様な高さが気になっていました。来場者それぞれが個人で楽しめばいい、という雰囲気じゃないのです。

それもそのはず。実は今回のベイクルーズフェス、トップダウン型で作り上げたイベントではなく、名古屋のショップスタッフがプロジェクトの実行委員となり、自ら舵を切って作り上げたもの。本イベントのテーマを「音楽」と決めたのも彼ら。ローカルショップをセレクトしたのも彼ら。アーティスト選定からローカルショップへの出店依頼まで、ぜんぶ彼らなのです。

それだけに、会場中にいるスタッフの誰もがイベントに強くコミット。そして、スタッフと来場者とが密にコミュニケーションを取る姿が、終始そこら中で見られました。

ショップスタッフであり今回の実行委員のひとり、「ジャーナル スタンダード タカシマヤ ゲートタワーモール店」の店長・前田さんに話を伺ってみました。

「『予算については気にせず、とにかくやりたいことを考えて!』と言われたときは、もちろんプレッシャーもありました……(笑)。名古屋18店舗の店長ミーティングや、店舗ごとでの話し合いを重ねて、半年以上かけてようやく完成しました。フェス会場のアポ取りや、アーティスト事務所への連絡など、初めての経験ばかりで戸惑うこともありましたが、会社もサポートしてくれました」

当日のスタッフが終始会場中を駆け回っては、熱中症対策の飴や飲み物を配ったり、日陰で休むよう声をかけたり。
大忙しの様子だった。

ちなみに、この日は名古屋で働くショップスタッフをはじめ、そこをカバーするために本社スタッフも総出で店舗にヘルプに入り、代わり番こでスタッフを会場に送り出します。来場者はもちろんですが、スタッフも同じかそれ以上に楽しむ。それが会場全体に一体感と熱量をもたらしていたようです。

名古屋のショップスタッフがお気に入りの私物を放出する蚤の市も開催。

エントランスで、業務そっちのけで写真撮影に快く手を貸すスタッフ。会場入り口から、すでに歓迎ムード全開!

2020年に新卒入社する5人組を発見。ん〜フレッシュ!

さて、ブース出店と並ぶ見どころが、アーティストによる音楽ライブでした。先にも触れたように、名古屋でのフェスのテーマを「音楽」に決めたのも地元のショップスタッフ。そして、アーティストのセレクトから時には出演打診などのやりとりまでを行ったのも彼らです。

オープニングアクトを飾ったのは、名古屋を拠点に、高校生(!)と大学生で構成されたメンバーで活動するバンド「ROUTE 052」。ベイクルーズスタッフとも親交の深い彼らの堂々のステージは、若きパワーと初々しさに溢れていました。

また、ジャズ、ネオソウル、AORといったジャンルを軸にした新しいポップミュージックを打ち出し、2017年にリリースした2ndアルバムがSpotifyプレイリストにピックアップされるなど、各方面から高い評価を受ける「Emerald」、フェスにおあつらえ向きな踊れる楽曲とロマンティックな歌詞に熱狂的なファンをもつ、“ハバナイ”こと「Have a Nice Day!」といったニューウェーブたちが、「KAN SANO」や「D.A.N.」といったツワモノたちに負けず劣らず、会場を盛り上げていました。

そんなわけで、とにかく終始ハッピーな一体感に溢れていた今回のベイクルーズフェス。名古屋のローカルの力を、濃度高めに全身で浴びるような1日でした。こうなると、この後に続く、残り3都市のフェスも気になって仕方ありません。きっとそれぞれの地のショップスタッフが主体となって、ローカルな旨味滴るフェスをつくってくれるはず。次は京都。開催日程は10月某日とのことなので、詳細を待つとしましょう!

INFORMATION

BAYCREW’S FESTIVAL

京都 × FASHION
日時:2019年10月上旬
Venue: to be determined

仙台×(未発表)
日時:2019年11月予定

福岡×(未発表)
日時:2019年11月予定

Customer Support Center
TEL: 0120-301-457( 10:00 - 17:00) except Saturdays, Sundays, national holidays and year-end and New Year holidays
baycrews.jp/event/40th/fes

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