PROFILE
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FPM(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)の名義で活躍するDJ兼プロデューサー。95年のデビュー以来、常に実験的かつ革新的なサウンドを探求して、日本はもちろん世界中の音楽フリークをトリコに。コロナ禍であらゆるイベントが中止に追い込まれる中、ガスマスクをしたベートーヴェンのアートワークに添えられたQRコードからのみ視聴できる手法で最新作を発表。詳しくは田中さんのインスタグラム(@tomoyukitanaka)をチェック。
田中さんが公私ともにお世話になっているオプティーク界を牽引する殿堂店へ。
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SPOT.1グローブスペックス京都店
イタリアで開催される世界最大の国際眼鏡展示会「ミド」にて、“世界一の店”に輝いた渋谷に本店を持つ名ショップ。職人の高い技術を内包した至高のアイウエアやヴィンテージを含めて世界中からピックアップ。
場所:新風館1F
Phone: 075-241-0876
www.globespecs.co.jp
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ー メガネ愛好家の間では超有名店として知られている「グローブスペックス」ですが、聞くと田中さんも古くから足繁く通っていらっしゃるそうで。
そうなんですよ。周年イベントでDJをやらせてもらったり、〈レスカ・ルネティエ〉や〈ネイティブ・サンズ〉といった好きなブランドもここで買ったり、昔からお世話になりっぱなしで。
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田中さんがセレクトした3本。
(上から)O.J GLOBE SPECS OPTICAL Co.のHENRY¥37,000+TAX、GERNOT LINDERのKYOTOⅡ¥84,000+TAX、AHLEMのCONCORDE¥52,000+TAX。
ー 今日、着けているメガネもグローブスペックスで購入されたんですか?
これは〈レスカ・ルネティエ〉のもので、オーナーの岡田哲哉さんにすすめられて即決しました。今まで数々のオシャレな人と話してきたつもりですが、そのなかでも岡田さんの洒落っ気はダントツ。自分に似合うメガネを提案してくれるのはもちろん、岡田さんの人柄が出た空間にもヤラれますね。
ー 渋谷店、代官山店ともにアンティークの棚やミラーが並べられていますが、京都店も相当に珍しい什器があるのを店内を眺めるだけで分かりますね。
岡田さんにお聞きすると、新風館の基となる京都中央電話局が20sの建築物なので、什器はほとんど同年代のもので揃えたそうです。イギリスから取り寄せたフローリング、フランスの帽子屋が使っていたトルソーも20s。ここまで突き詰めるお店ってなかなか存在しないですよね。重厚な店内にいるだけで、「絶対に素晴らしいメガネに出会える」って気持ちにさせてくれます。
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数ある什器の中でも田中さんの目を引いたのが、米軍が実際に使用していた40sの真空管アンプ。「アンプマニアの僕でも初見のアイテムです。奥深い音を奏で出すと同時に、置くだけで絵になるって素晴らしいですね」と田中さん。
ー ちょうど取材時に岡田さんも東京から来られていたので、田中さんが好きそうなものを選んでもらいました。
(岡田さんが棚の中から取り出したメガネを手に取りながら)こんなの今まで見たことないですよ。空軍ミルスペックのアメリカンオプティカルで40sのデッドストック。視野を広めるためにリムがワイドになったり、ヘルメットを被ったまま着用できるようにテンプルの長さが調整できたりと、究極のメタルフレームですよね。その値段に相応しい一生モノのメガネです。もっと物色したいのですが、時間がなさそうなのでプライベートでまた訪れます。
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American OpticalのBig Pilot ¥242,000+TAX。
迫力ある横長のリム、伸縮するテンプルと、理に適ったディテールを内包。天文学的レアなヴィンテージのため値段は張るものの、ユーザーと一緒に歳を重ねる生涯の相棒になってくれます。
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