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VOL.2 ミズノの新たなソールテクノロジー「MIZUNO ENERZY」は何がどうすごいのか?
MIZUNO ENERZY

VOL.2 ミズノの新たなソールテクノロジー「MIZUNO ENERZY」は何がどうすごいのか?

日本人で〈ミズノ〉を知らない人はいない。ものづくりは常にパフォーマンスファースト。多くを語らず、質実剛健。そんな〈ミズノ〉が新たなるテクノロジーとともに、スポーツマーケットに巻き返しを図ります。その名は「MIZUNO ENERZY」。急速に進化を遂げているソールテクノロジーに対して、〈ミズノ〉が出した答えとは? シューズの商品企画を担当する鷲見将成さんに、フラッグシップモデル「WAVE DUEL NEO」の開発の経緯や、「MIZUNO ENERZY」を搭載したランニングシューズの特徴を聞いてみました。

PROFILE

鷲見将成
ミズノ グローバルフットウエアプロダクト本部
企画部

2005年、〈ミズノ〉入社。野球シューズの企画担当などを経て、2019年よりランニングシューズの商品企画を担当。

 

かつて味わったことがないスムーズな走りを。

ー 2020年7月、〈ミズノ〉はソール用の新素材「MIZUNO ENERZY」を発表しました。この素材をランニングシューズに搭載するにあたってどのようなことを意識しましたか?

鷲見:〈ミズノ〉のランニングカテゴリーでは、走っているときのスムーズさをもっとも大事にしてモノづくりを続けてきました。その根幹となる部分はこれからも変わりません。

〈ミズノ〉には、波形状のプレートによって安定性やクッション性を高める「MIZUNO WAVE」という、スムーズな走りを実現するために長年培ってきたテクノロジーがあります。そこに、柔らかさや反発性を備えた新素材「MIZUNO ENERZY」が組み合わさることで、ランナーのみなさんがかつて味わったことがない圧倒的なスムーズさを体感してもらえるのではないか。そんな思いで「MIZUNO ENERZY」搭載シューズの商品企画がスタートしました。

ー 「MIZUNO ENERZY」には「MIZUNO ENERZY CORE」「MIZUNO ENERZY LITE」「MIZUNO ENERZY」の3種類がありますが、3つに分けた狙いは?

鷲見:まずは、もっとも柔らかくてもっとも高反発な「MIZUNO ENERZY CORE」を中心に企画を進めました。そのノウハウを生かしながら、レース用に軽量性を重視した「MIZUNO ENERZY LITE」、より汎用性を高めた「MIZUNO ENERZY」がラインナップに加わっていきました。シューズの用途やコンセプトによってそれらを使い分けていくイメージです。

あえて“薄底”“ミッドカット”を採用したワケ。

ー フラッグシップモデルの「WAVE DUEL NEO」についてお聞かせください。このシューズはどういった特徴がありますか?

WAVE DUEL NEO ¥23,000 +TAX

鷲見:「MIZUNO ENERZY」のなかでもっとも軽い「MIZUNO ENERZY LITE」をミッドソール全面に用い、さらに「MIZUNO WAVE」を搭載しています。ウエーブのプレートが中足部から前足部まで伸びているので、フォアフットで着地したときでもプレートのしなりをきっちりと生かせる設計になっています。

メインターゲットはスピードを求めるエリートランナーですが、一般の市民ランナーでも脚力のあるランナーならフルマラソンでの自己ベスト更新につながる走りに役立ててもらえると思います。

ー 昨今のマラソン界では“厚底”が主流ですが、このシューズのソールはどちらかというと薄い部類に入りますよね。

鷲見:よりスムーズな走りを実現するため、ソールが沈み込みすぎないよう、適度な厚みを維持しました。〈ミズノ〉のランニングシューズに対する考え方は、先ほど申し上げたように、走っているときに心地よくてスムーズであることが最大のアイデンティティです。マラソンなどのレースでは、スタート直後と終盤以降で着地のポイントや走り方が人それぞれで変わっていきます。前半から後半までスムーズさを失わないというのが、私たちの考える良いシューズの大前提。どんな状況でも高い反発性を保つことを念頭に置いてこのシューズを製作しました。

ー ランニングシューズで履き口がくるぶしまであるのは珍しいです。あえてミッドカットを採用した狙いは?

鷲見:ポイントはふたつあります。まずは「フィッティング」。ミッドカットにすることで、足とシューズの一体感の向上を図りました。もうひとつは「軽量性」です。ミッドカットにすると重くなると思うかもしれませんが、実はカッティングを高くすることで、通常のシューズでは欠かせないヒールカウンターをなくすことができ、トータルの重量を軽くすることができます。また、アッパーに独自設計のワンピース構造のニット素材を採用することで、ヒールカウンターがなくてもかかとがブレにくい優れたフィッティングを実現しました。

INFORMATION

Mizuno Customer Service Center

Phone: 0120-320-799

ミズノランニング公式サイト

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