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Shopping Addict 2020 Sept.〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2020 Sept.
~ Editor's Favorite ~ Part 1

今回から、前後編でお届けする「Shopping Addict」。内容はそのままに、ひと月で二度楽しめるようになりました。ちなみに、10人の編集部員が、ちょうど昭和生まれと平成生まれに分かれているので、世代ごとの価値観の違いに注目するのもまた一興かと。それでは、今月もどうぞよしなに。

Ryo Komuta
Hiroshi Yamamoto
Yosuke Ishii
Ryo Muramatsu
Keisuke Kimura
LINE UP
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01 32
Ryo Komuta

インスタライブ。

超遅ればせながら、フイナムでインスタライブを始めました。なんとなく週1のペースで、お送りしています。何から何まで手探りの状態で始めたのですが、ここから思いもよらない展開に発展していったらいいなーと思っています。

5525gallery × BIG BILL

5525ギャラリー × ビッグビルのコレクション

色気についての話。

いまだに色々なテイストの服に手を出し、自分の嗜好がいまひとつ定まらない今日この頃ですが、最近色気がある服が好きなんだということに気づきました。色気とは服の種類を指し示すものではありません。あくまで個人的な意見ですが、その服に意志があるかどうかが、ポイントのような気がしてなりません。こういうひとに着て欲しい、こんなシーンに似つかわしい、そんな風に服が雄弁であることこそが、色気があるということなのではないでしょうか。志なき服に色気は宿りません。無論、意志を込めるのは作り手である人間です。今回、カナダの老舗ワークブランド〈ビッグビル〉に大胆にメスを入れた〈5525ギャラリー〉ですが、この服にはワーク以外にもミリタリー、アウトドア、トラッドなどの要素がスムーズに練りこまれています。そしてこの服に込められた意志は、現代生活に有用なファッションウェアでありたいということ。この服にとってのファッションを形作るのに、前述の要素が必要だったわけで、ワークやミリタリーなどを今っぽくファッションとして整えたわけではないのだと思います。その矢印の向きが大切なんです。
左:¥39,000+TAX、中:¥19,000+TAX、右:¥25,000+TAX

5525ギャラリー
5525gallery.com

Officine Universelle Buly

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのオー・トリプル

久しぶりに香水、いいかも。

香りに一番、気を使っていたのは大学生から25歳くらいまででしょうか。日替わりで違う香水を使うくらいのめり込んでいたんですが、あるときから自分の身体からいい匂いが香るのが、妙に気恥ずかしくなってしまい、30歳くらいで使うのを一切やめました。ですが、久々にこれならばというものに出会いました。この〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の「オー・トリプル」の何がそんなに気に入ったかというと、これアルコールやエタノールを一切使用しない水性香水なのです。付けた感じが全然違います。ものすごく簡単に言うと、よりサラッとしてるというか。けれど、結構長持ちするみたいですよ。先日オープンした青山骨董通り店にて、色々な香りをトライしてみたんですが、一番好みだったのがこの「マカサー」でした。燻したアイリス、ブロンド煙草をベースにした香りだそうです。自分的に、一番セクシーな感じがしました。
¥17,500+TAX

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(ビュリージャパン)
0120-09-1803
www.buly1803.com/jp

ENCENS

エンソンのフーディとロンT

ついつい手に取る服。

出番の多い服ってありますよね。めちゃくちゃ好きだから出番が多いのもあれば、明確な理由はないんだけど、ついつい手に取ってしまう服もあります。そういう服にどれだけ出会えるかで、服人生の豊かさが決まってくるのではないでしょうか。2020年秋冬にデビューする〈エンソン〉のアイテムは、そういう類の服になるような気がしています。個人的に好きだなーと思ったのは、押し付けがましくないところです。名うてのパタンナーが集まって作っているだけあって、地肩の強さは文句無しですし、作りなども素晴らしいのですが、それを必要以上にアピールしてこない感じ。この企画でご紹介したビジュアルを見てもらえれば分かるかと思うのですが、実に自然な佇まいなのです。わかる人にわかってもらえれば、的な激シブなスタンス。推せます。
左:¥20,000+TAX、右:¥10,000+TAX

ユナイト ナイン
03-5464-9976

REPRODUCTION OF FOUND

リプロダクション オブ ファウンドの革靴

色気のあるオフィサーシューズ。

なぜだか軍靴ってやつが好きでして。無骨ななかに潜む、無意識的な色気というか。また色気の話かって感じですが、やっぱり大事だと思うんです。で、〈オールデン〉もミリタリーラスト一択ですし、ジャーマントレーナーもずいぶん長く愛用してきました。この〈リプロダクション オブ ファウンド〉のミリタリートレーナーシリーズは、1950年代~1990年代にかけて数多くの軍用トレーニングシューズを生産していた各国のファクトリーでひとつひとつハンドメイドで生産されています。が、今回自分が気になったのは、このオフィサーシューズ、つまり将校以上の着用が許されるというサービスシューズです。これはイタリア軍のオフィサーシューズをベースにしているとのこと。軍ものでいうと、ヨーロッパものになんだか惹かれてしまうのはなぜなんでしょう。やっぱり色気の問題なんでしょうか。
¥34,000+TAX

iFound
03-6434-7418

Hiroshi Yamamoto

Race.

出てきました、野沢トレイルフェス。検温、マスク必携、レース二週間前からの外食制限など、さまざまな規定が設けられたものの、やっぱレースは楽しいと実感させられました。旅の道中も、前夜祭も、レース中も、打ち上げも、翌日の登山も、すべてが最高。うう、すでにレースに出たい欲求が込み上げてきているけど、レースが無い…(泣)

SALLYS RUNNING DEPT.

サリーズ ランニング デプトのパーカ

走って、ピザを食べる。

富山に「サリーズ ランニング デプト」というランニング・トレイルランニング専門店があります。ショップのロゴはイラストレーターの白根ゆたんぽさんが手がけていて、〈エルドレッソ〉をはじめとしたブランドのチョイスもスタイリッシュ。実際に足を運んだことは無いんですが「いいお店だなあ」と思いながら、ときおりオフィシャルサイトを眺めていたわけです。そこで出会ったのが、こちらのオリジナルパーカです。ショップで定期的に行っている、走って、ピザを食べる健康的でジャンクなイベント『SALLYS RUN FOR PIZZA!』のために作成したというこちらの品。ボディには吸水速乾性と紫外線遮蔽に優れた〈ユナイテッドアスレ〉のドライスウェットタイプを採用し、寒い時期のランニングをはじめ、トレイルランニングにおけるミドルレイヤーとしても重宝してくれます。もちろんフォルムはいわゆるパーカなので、日常着としても対応可能。左胸にはピザをモチーフにしたイベントロゴが刺繍で施され、ほのかにゆるい雰囲気を醸し出してくれます。しかも、ふところに優しいリーズナブルなプライスも魅力的。思わずポチっとオーダーしちゃいました。ちなみに再販バージョンではフルジップ仕様になっているようです。
¥3,980+TAX

サリーズ ランニング デプト
0766-92-1655
www.sallys.run

ASICS

Asics Trail Running Shoes

フィールド映え。

近頃、〈アシックス〉がイケてる。ブランドの真骨頂とも言えるランニングシューズはもちろんのこと、他社を寄せ付けない圧倒的な完成度で発表されたランナーのためのマスク、はたまたデザインとパフォーマンスを高次元で融合させた〈アシックス スポーツスタイル〉カテゴリーなど、機能も見た目もぼく好みなプロダクトが数多くリリースされています。あくまでも個人的な意見ではありますが、かつての部活の延長のようなイメージは影をひそめ、日本が誇るスタイリッシュなスポーツカンパニーとして急成長しているような印象があります。それはトレイルランニングシューズもしかり。所属アスリートも実戦で着用しているエキスパートモデル「GEL-FUJITRABUCO SKY」(左)に、100キロを超えるようなロングレース向けに開発された「GEL-FUJITRABUCO 8」では、大胆にも色鮮やかなマルチカラーを採用。定評のある信頼の機能性はそのまま、アウトドアフィールドでこそ映えるド派手なカラーリングは逆に物欲をくすぐられます。
左:¥13,000+TAX、右:¥13,000+TAX

ASICS Japan K.K. Customer Service Center
0120-068-806
www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/trail

TOPO Athletic

Topo Athletic Recovery Shoes

リカバリーシューズの新機軸。

酷使した足を優しく包み込み、足裏への衝撃を軽減させて、疲労回復へと繋げる。近年のシューズマーケットの注目のキーワードのひとつに挙げられる「リカバリー」。そんな注目のカテゴリーにいち早く参入してきたのが、自然な走りへと導いてくれるロウドロップシューズで着実に存在感を強めている〈トポアスレティック〉です。「Vibe」と銘打たれたこちらのモデルでは、脱着がスムーズなスリップオン構造となり、アッパーには優れたフィット感と通気性に長けたエンジニアードニットメッシュを採用。抗菌加工を施すことでより清潔な状態を保つことができます。また、フットベッドに合わせたOrtholite®3D Wave Senseの凹凸が、足の裏を優しく刺激してマッサージのような役割を担い、疲労回復へと促してくれます。それでいてヨガやウォーキングといったちょっとしたアクティビティにも活用できる、シューズ構造なのも嬉しいポイント。軒並みレースが中止となり、そんなに足を酷使することもないんだけど、日常を快適に過ごすためにチョイスしてみようかと思います。
Each ¥16,000+tax

Arco International
06-6563-7346
www.topoathletic.jp

New Balance

ニューバランスのコート

走れるショートコート。

〈ニューバランス〉によるシューズを美しく見せるためのパンツコレクション「WAIST TO TOE」が、すこぶる調子がいい。5つのシルエットがラインナップされているけど、ぼくの場合は決まってワイドテーパード。ドカっと太くて、美しく先細り、絶妙な丈感で、合わせたシューズをきっちりと主張してくれます。そんな「WAIST TO TOE」より、今度はトップスコレクションが登場。パンツ同様に5型からなり、あえて普段選ばないであろうショート丈のダブルコートをチョイス。素材は同じくソロテックスで、撥水性も備えているため、急な雨にも安心。しかも、4WAYストレッチなので、ちょっとしたアクティビティにも対応できる快適性も兼ね備えています。それでいて見た目はご覧の通り、モダンで都会的。なんなら10キロ程度の帰宅ランであれば、これを着たまま走っちゃおうかしら。
¥26,000+TAX

New Balance Japan Customer Service Center
0120-85-0997
shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-app-wtt

Yosuke Ishii

1995

オアシスの『モーニンググローリー』が25周年とな。95年といえばレディへ『ザ・ベンズ』、パルプ『コモン・ピープル』、ヴァーヴ『ア・ノーザン・ソウル』、TFC『グランプリ』もそうか。ブリットポップに完全に踊らされていましたね。

POLO RALPH LAUREN

ポロ ラルフ ローレンのパジャマ

自宅でデュード・ランチ。

ニューヨーク発の由緒正しきトラディショナルブランド〈ポロ ラルフ ローレン〉が、パジャマに西部のカウボーイ柄をあしらうというのが、いかにもアメリカらしくていいなあと思うんです。古くは世界恐慌後に流行したデュード・ランチの頃から、東部の富裕層はカウボーイのフロンティアスピリッツに憧れと尊敬の念を抱いていました。それは2020年のいまも変わらず、パジャマにまでその思いを馳せるなんて。大袈裟かもしれませんが、カウボーイ柄のパジャマを着るということはアメリカを着るということと同義のような気がしてならないのです。話変わりますが、寝具であるパジャマを普段着に落とし込んだのはカート・コバーンでした。オフショットでは様々なパジャマを着こなすカートの写真が残っています。ハート柄のものがお馴染みですが、このパジャマのようにカウボーイ柄のものも着ていました。若草色のやつ。おうち時間でさんざん着倒したあとは、普段着として着るのもアリかなと思ってみたり。一粒で二度美味しい、的なパジャマかと。
Mサイズ / Lサイズ ¥16,000+TAX、XLサイズのみ ¥18,000+TAX

Haynes Brands Japan Customer Center
0120-456-042

NEXUS VII. 

ネクサスセブンのジャケット

憧れのギアウエア、復活。

〈ネクサスセブン〉の2020AW展示会に伺ったときに、ポーンと目の前に飛び込んできたのがこのジャケットでした。で見た瞬間、思わず「やられた…。」と口をつきつつ、試着もせずに即決でオーダーシートにチェックをしたわけです。というのもこのジャケット、ぼくが愛してやまない〈ウィリス&ガイガー〉の名作「ハンターハイカー」をサンプリングしたものなんですね。ゲームスポーツ物を中心に、非常に凝ったアウトドアウエアを展開する同ブランドの中でも特に好きなモデルがこの「ハンターハイカー」なんです。多彩なポケットワークに、男心をくすぐるギアディテールの数々と、じつにディテールフルなジャケットなんですが、その緻密なつくりゆえなかなか復刻されることはありませんでした。が、そこはこだわり派の〈ネクサスセブン〉、妥協することなく徹底的につくり込み、見事に満足のいく「ハンターハイカー」を現代に甦らせてくれました。カラーはオリジナルにはない濃いめのオリーブをチョイス。この色ならアウトドア〜ミリタリーのノリでも着れるかと。
¥68,000+TAX

NEXUS VII. PARCO SHIBUYA
03-5422-3637
www.nexusvii.jp

FACCIES.

ファッチーズのウエスタンシャツ

黒いウエスタン。

周知の通りウエスタンシャツは屈強なカウボーイのための作業着なわけで、一般的にはデニムやシャンブレー、あるいはいかにもアメリカンなチェック柄があしらわれます。非常にラフな見た目です。ですがこちらはどうでしょうか。オールブラックなうえに、変形のショルダーヨーク、パール色のスナップボタン、きわめつけは衿先に付いたシルバーの飾りにより華やかかつドレッシーな装いを呈しています。これならウエスタンブーツではなく、エナメルのオペラパンプスや内羽のドレスシューズにも合いそうですよね。カウボーイ由来のタフネスと、ちょっしたパーティにもいけちゃいそうなエレガントさを兼備した振り幅の広いシャツというわけです。生地は〈ファッチーズ〉らしく、両面に微起毛を施したふっくらとした肌触りのコットンを使用。ゆとりのあるシルエットでリラックスした着心地が楽しめるのも、イマドキで良きかと。
¥36,000+TAX

fuchsia
03-5464-9321
www.faccies.com

Abu Garcia

アブガルシアのシャツとパンツ

釣り≦街な釣り着。

昨年ローンチした〈アブガルシア〉のタウンユース向けラインが、なかなか具合がよくて気に入っています。母体は約200年ほどの歴史を持つスウェーデン発の総合フィッシングブランドではありますが、古臭さは一切なく、むしろ今日的なムードをはらんだ小洒落たストリートウェアを展開しています。例えばこちらのシャツとパンツ。必要最低限のフィッシングディテールのみをかいつまんで編集し、柔らかいトーンのコーデュロイ素材で仕立てています。Dリングなどのパーツもすべてワントーンで抑えることでソフィスティケートされた都会のギアウエアが完成しました。過度なデザインになり過ぎず一歩手前で止めておくこの塩梅が、流石と思うわけです。従来のフィッシングウエアをセットアップで街で着るのはキケンですが、これなら全然イケそうですしね。しかもお値段、上下合わせても税別3万円アンダーって。ありがたや。
シャツ ¥16,000+TAX、パンツ ¥13,000+TAX

unthings
03-6447-0135

Ryo Muramatsu

THINK ABOUT FASHION

今月掲載したThis articleはご覧になりましたか? ぼくが担当した愛知・豊川にあるセレクトショップ「analog / tool」の店主のインタビューです。ファッションの核心を突くような言葉の数々は、個人的にもハッとさせられる部分がたくさんありました。未読の方はぜひ。

UNDERCOVER

アンダーカバーのブルゾン

ファッションが楽しい季節のはじまり。

東京のファッションを牽引するブランドのひとつ〈アンダーカバー〉。その魅力はクリエーションの面白さにあり、無味無臭のインスタントな服が主流になる中でファッションの底流にある醍醐味や楽しさを伝え続けています。そんなブランドも今年で設立から30年。長く続けることすら困難な時代において、一歩も引かず第一線でコレクションを発表していることを考えるとそのすごさが分かると思います。ここで紹介するのはジップアップブルゾン。柔らかなウールの縮絨素材を使った一着で、うっすら浮かび上がるようなチェックが素敵です。いまだったら、ジャストサイズを〈リーバイス®︎〉の「501」などと合わせた着こなしがモダン。ゆったりした格好もいいけど、この秋は飾らないクラシックスタイルを楽しみたくなります。
¥78,000+TAX

undercover
03-5778-4805
undercoverism.com

Raffa Molina

ラッファ モリーナのチロルジャケット

程よいエスニック加減。

〈ラッファ モリーナ〉というペルーのメーカーをご存知でしょうか。厳しい基準をクリアしたファインアルパカ、そして南米でも限られた地域でしか栽培できない超長綿ピマコットンを用い、手で一枚一枚編み上げられるニット製品で知られています。特に南米独特の民族衣装から着想を得るという色や柄の組み合わせが特徴的。ニットの代名詞、イギリスものとは一味違うタッチなんです。こちらのチロルジャケットからもそんなニュアンスを感じ取ってもらえると思います。特徴はこのモノクロのストライプ。普通ストライプというと2色、もしくは、派手な色使いものが多いですが、こちらは3色。個性的でありながら落ち着いた雰囲気がぼく好みです。ディテールを見るとパイピングの仕様も良いアクセントに。エスニックな香りを残しつつ、モダンに解釈された一枚はこの秋の主役にちょうど良さそうです。
¥48,000+TAX

SDI
03-6721-1070
sdijp.jp/brands/raffa-molina

LACOSTE

ラコステのスウェットシャツ

意外過ぎる繋がりが生んだデザイン。

この夏、良く着たものといえば〈ラコステ〉のポロシャツ「L.12.12」です。6月にアップしたThis projectの取材を進めている時、出演者の方々に触発されて思わず購入してしまいました。着るのは10年ぶりだったのですが、カーゴショーツとの相性抜群で、週1どころか週2ぐらいのペースでヘビロテ中。実はこの原稿を書いているいまも着ているくらいのハマりっぷりです。定番モノの安心感たるやさすがで、間もなく季節的に着れなくなることが残念でしょうがない(笑)。そんなことを思いつつ〈ラコステ〉の新作からピックアップしたのが、こちらのスウェットシャツ。胸元のロゴのフェード感が堪らない3枚です。プレスの方に話を聞いてみると、秋田にある〈エドウィン〉の工場の技術協力によって生まれたアイテムで、デニムと同じヴィンテージ加工を施したそう。ご存知の方もいるかもしれませんが、〈ラコステ〉の日本製のポロシャツがつくられているのも秋田なんです。同じ地域でものづくりを行う両者だからこそ実現したスウェットシャツ。これからの時季、ポロシャツの代わりに重宝しそうです。
Each ¥16,000+tax

Lacoste Customer Center
0120-37-0202
www.lacoste.jp

Iwatani

イワタニのカセットこんろ

機能もピカイチ。常識を覆すタフなヤツ。

昔からぼくは古着好き。なかでも特にミリタリーものが好物です。ディテールがどうのとか、変遷がこうなってとか、そこまでマニアックに追いかけていませんが、軍モノが放つあの独特な男臭い雰囲気だったり、利便性を追求した上での形だったり、数ある服のなかでも特に惹かれるものがあります。ここで話を急転換させるのでついてきて下さい。先日、ネットサーフィンしていたら〈イワタニ〉の新しいカセットこんろ「タフまるJr.」に出会いました。実はうちでもこのメーカーのモノを使っていますが、それとはちょっと様子が違うんです。どういうことかというとアウトドア用にモディファイされたデザイン。通常のモノよりも一回り以上小さいコンパクト設計で、五徳の部分には空気を通しても風は通さない ”ダブル風防ユニット” を搭載。重さ10kgまでならダッチオーブンも難なく置けちゃいます。まさにちっちゃな戦車を思わせる無骨な見た目が◎。しかも、持ち運びに便利な専用のキャリングケース付きです!まさにミリタリー好きの心に刺さるカセットこんろ。これは買い替えるしかありません。
¥9,878 in TAX(イワタニアイコレクト販売価格)

Iwatani Corporation
0120-156269
www.iwatani-i-collect.com

Keisuke Kimura

誰に会いたいかを真剣に考える。

最近は仕事終わりにワン缶することが増えました。そこで「一番会いたい人は誰なのか」という議題で盛り上がる日がありまして。大真面目に考え、寄り道を重ね、たどり着いた先はタモさんでした。自分、タモさんにそんな会いたかったんだ。

AO COOLERS

AOクーラーズのクーラー

ソフトなクーラーに熱視線。

ちょっと前に友達とBBQでもやろうかという話になり、ちょっとした公園へ行くことになりまして。そこまでは電車移動。背中にザックを背負って、ハードクーラーを持って行くわけです。で、ハードクーラーって片手で持てる軽さなのに両手じゃないと持てないし、家でもキャリーケース並みに場所を占領する。いろいろ無駄が多いなと思い、ある日からソフトクーラーに切り替えたのです。小さく折りたためるし肩で背負える、よほどの人数の食材を詰めない限り全然こと足りる。しかもこの〈AOクーラーズ〉は、保冷力もすごいんです。もとは食肉産業や水産業向けに作られてたとあり、ソフトとは名ばかりで、ハードクーラー並みの保冷力を持っています。さらに軽量で結露もせず、縫い目のないインナー構造だから手入れもラク。全部の悩み、解決してくれました。
左:¥10,800+TAX、右:12,500+TAX

big wing
06-6167-3005

Poutnik

ポートニックのベスト

このくらいのポケット具合がいい。

フィッシングベストの流れから、ポケットのたくさん付いたベストが増えてきました。バッグくらいの収納力があって、背面のポケットにはPCも入れられたりもして。デザインなのは重々承知なのですが、その容量が自分の持ち物とあってなくて、機能面で考えるとオーバースペック感が否めないんです。だからそれほど大きくないポケットがいくつか付いていればいい。〈ティラック〉のアーバンライン〈プートニク〉のベストは、いろいろしっくりくるんです。それほど大きくないポケットが2つ、その下にハンドウォーマーポケット、胸ポケ。この過不足ない感じのベストって、あるようでないんですよね。素朴なデザインも好感が持てる。ファブリックはチェコ軍のために作られた、ストレッチ性に優れた素材で、動きにも干渉しません。今年の秋は、ずっとこれを着てそうな予感。
¥24,000+TAX

vario
www.barriojapan.com

NEEDLES.

Needles Shirts

そこはかとなく感じるワーク。

服には“着られる”ことが多いです。ただ“着すぎてるな〜”みたいな状況もあって、すぐ工事現場のおじさんみたいな、悪い意味で似合い過ぎることがあります。でもワークな雰囲気は好きだから、工事現場系の服は果敢にトライしています。〈ニードルズ〉のこのシャツは、これ以上ないワークな色と、カットオフの裾が余計それに拍車をかけていて、最近のなかで、見た瞬間にやられてしまったもののひとつです。でもボックスのシルエットと、リラックス感とで、ギリギリで“着過ぎてる感”が出ないんです。絶妙な線をいってくれる。パンツもセットアップで買おうか一瞬迷ったのですが、さすがに“着すぎる”ので断念。それにしても美色過ぎます。
¥23,000+TAX

Nepenthes.
nepenthes.co.uk

OLFA WORKS

オルファワークスのナイフ

あのオルファのアウトドア用。

世界で初めて折る刃式のカッターナイフを発明した〈オルファ〉。なぜあの黄色と黒の配色になっているかというと、道具箱の中でも目立つようにするためだそうです。そしてあの黄色は「たまごの黄身の色に近い、あたたかみのある黄色」とのこと。わかりにくいですが、言われたら確かにそうかと、ならなくもないです。で、ブランドのアイデンティティである色、折る刀式をあえて無視して作られたのがこのナイフ。というのも〈オルファ〉、昨年からアウトドアのためのライン〈オルファワークス〉を立ち上げて、このナイフもそのラインからリリースされた代物。世界から愛されるフォルムはそのままに、一般的なカッターナイフのような使用感ながら波形の研磨が施されていることで、滑りやすい素材(ロープやペットボトルなど)でもしっかり引っかかり、スムーズにカットが可能。〈オピネル〉とかも好きだけど、この手軽さと値段、かなり良品だと思います。
各¥1,400+TAX

Olfa Works
www.olfa.co.jp/olfaworks

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