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Translated By DeepL

Nanga is the right choice for down this year! Three stylists and the rules of down to wear on the street.
3 Styles with NANGA.

Nanga is the right choice for down this year!
The rules of down for wearing in the city with three stylists.

“機能”を一番のプライオリティに据え、アウトドアフリークにファンの多い国産寝袋メーカーにして、日本随一のダウンブランドである〈ナンガ(NANGA)〉。真似したくてもできない高品質のダウンを生み出すその技術をベースに、ファッションという価値を上乗せして、近年は多くのブランドやショップの別注アイテムを展開しています。では、実際にどう合わせたらいいの...? というわけで、3名の人気スタイリストに、〈ナンガ〉のこと、そしてダウンジャケットを街で着こなす時のコツを教えてもらいました。

TEPPEI with AURORA STAND COLLAR DOWN JACKET

PROFILE

TEPPEI

1983年生まれ。滋賀県出身。専門学校卒業後、都内ヴィンテージショップのプレスとして活躍。同時にファッション誌のスナップ企画の常連として掲載され注目を集める。その後、スタイリストとして多くのミュージシャンやファッションブランドのスタイリング、ショーのディレクションを手掛けるなど、多岐にわたって活動中。
instagram@stylist_teppei

デザイナーズブランドとして捉えると面白い。

ー TEPPEIさんは〈ナンガ〉にどんなイメージがありますか?

TEPPEI: 知人からいいアウトドアのブランドだと教えてもらっていました。実は僕も〈ナンガ〉と同じ滋賀県出身なんです(笑)。

ー いきなり親近感が湧きました(笑)。TEPPEIさんに着ていただく「オーロラスタンドカラーダウンジャケット」は、オリジナルで展開しているダウンジャケットの中でも一番の古株シリーズで、2002年からアップデートを繰り返しながら展開し続けているアイテムです。今回はなぜスタンドカラーを選ばれたのでしょう?

TEPPEI: フードがあるとややアウトドアのエッセンスが強い気がするので、僕の着こなしの中では、多様性も含めて使いやすいアイテムなのかなと、スタンドカラーを選びました。例えばフーディを中に着てみたり、レイヤーの種類を考えたりしたときに、少し都会っぽく着こなせるのがスタンドカラーの良さですね。色味はこのアウトドア然としたブルーが新鮮でいいなと思ったんです。

ー いま現在、ダウンのアイテムはお持ちですか?

TEPPEI: レザー素材など、ファッションブランドのジャケットはいろいろと持ってます。僕はほとんどクルマ移動で、撮影もスタジオが多いです。過酷なロケでフルスペックの装備をすることはほとんどないので、フル機能を使いきるって発想よりも、オーバースペックかもしれないけど、ブランドの背景や、プロダクトに込められている思いを纏う感覚を大切にしたい。〈ナンガ〉を合わせることがいいと思えるかどうか、そんな取り入れ方が自分には都会的な着こなしなのかなと考えています。

ー TEPPEIさんから見て、ファッションブランドが作るダウンとアウトドアブランドが作るダウンの差はどういったところにあるのでしょう。

TEPPEI: 結果的にダウンジャケットというアイテムに着地していることには変わりはないですよね。でも、その違いが着こなしを楽しむ上でのポイントになっていて、どちらがいい悪いの話ではないと思うんです。それを理解した上で街で着るっていうのがいいですね。僕はその自覚にこそ粋があると思います。「オーロラスタンドカラーダウンジャケット」は、ダウンの質や保温性、軽さ、止水ジップやポケット内側のフリースなど、理にかなったディテールが詰まっています。これを街で着たときに不便に感じることなんてないですから。

ー アウトドアと街。シーンは違えど、それぞれ目的は同じですよね。

TEPPEI: ダウンに限らず、時計やクルマも同じです。「それオーバースペックでしょ!」っていうモノはいくらでもあるわけで、男性は特にそこに粋を感じやすいんだと思います。フルスペックのクルマを見て「山行くの?」「 海行くの?」とか言っちゃうのって寒いじゃないですか(笑)。機能だけを目的に買っているのではなく、そこを含めた圧倒的な強さや奥行きに対して魅力を感じるから買うのであって、「オーロラスタンドカラーダウンジャケット」も同じだと思います。

ー そういう筋を通して着るみたいな、モノの選び方って昔からなのでしょうか?

TEPPEI: 僕は2000年代に20代を迎えて、ミックスというスタイルをし始めた世代だと思っています。おそらく先輩たちからすると、筋も何もなかったと思うんです。ですが、スタイリストの仕事をはじめて、当時は感覚的でしかなかったことを、次第に「この服はどういうプロセスを歩んできたのか?」「このスタイリングは?」「この被写体は?」と、考えるようになりました。それがスタイリングだと思っているので、そういうモノの見方はごく自然な流れなのかもしれません。

ー おそらく大多数の人は、正解と言われる着こなししか思いつかないと思うんです。セオリー通りの着こなしではなく、TEPPEIさんのようにもう一歩踏み込んだ着こなしにするにはどうしたらいいんでしょうか?

TEPPEI: もちろんセオリー通りの着こなしがダメなわけではないですし、一般的には正解なのかもしれません。そういうときの新しい選択肢になるのが、ブランドとしてもいいことのはず。自分のキャラクターとしては、それが定番であることを理解することが第一歩。どうしても天邪鬼な性格なので、プロダクトにリスペクトを持ちつつ、否定的な着方をせずに遊ぶ。そこは心がけたいですね。

ー 例えば今日の着こなしで言うとどういった部分ですか?

TEPPEI: 少しパンキッシュな匂いを出したいと思って、ブリティッシュパンクなチェックパンツとボーンのスエットをベースに、青いダウンが映えるように着てみました。こういうときこそ、定番アイテムと合わせるのが面白いなと思うんです。

ー 実際に羽織ってみて、いかがですか?

TEPPEI: サイズ感もシルエットもちょうどいいですね。そして、すごく軽い! 表にダウンパッキングが見えないので、全然土臭さを感じさせないのも、街着としてハマる大きなポイントですね。

ー すでに持っている人も、これから知る人も、どうやって着こなしの幅を広げられるのか気になると思います。それこそパンキッシュっていうキーワードはいい意味で予想を裏切っていて面白いです。

TEPPEI: 定番アイテムってどうしてもマンネリ化しやすい部分があります。とはいえ、このブランドはこう着なくちゃいけないっていうイメージだったり、自分の中にある既視感は、ほとんどの人にとって服を着る上で一番頼るところだと思うんです。でも、それを一度ゼロベースにして、あえてデザイナーズブランドとして捉えるのも面白いのかなって。“シャイニーな質感の青いダウン”っていうぐらい抽象的なイメージで取り入れつつ、ブランドの背景や自分のイメージが整った状態で着るみたいな。

僕はこの青にアウトドア特有の新鮮さを感じたので、普段合わせるパンツと靴を変えるだけで全然見え方が変わるし、ジップを開けて着ることでインナーのグラフィックを見せるのもありかなと思いました。アウトドアアクティビティをしない分、アウトドアのエッセンスをブランドの冠やアイテムを含めてミックスするっていうのが僕のやり方です。

左:AURORA DOWN JACKET ¥40,000+TAX(ONLINE STORE)
右:AURORA STAND COLLAR DOWN JACKET ¥37,000+TAX(ONLINE STORE)

防水性に優れたオリジナル素材「オーロラテックス®」を使用した、〈ナンガ〉を代表するダウンジャケットからスタンドカラーモデルがニューリリース。防水性に優れた素材や止水ファスナー、760フィルパワーのスパニッシュホワイトダックダウンを贅沢に使っているにも関わらず、モコモコした不恰好な印象はなく、見た目もすっきり。アウトドア臭を打ち消している。悪天候にも強いディテールと、高い防寒性を織り交ぜたアウトドアウェアのようなスペックを、モダンなザインに落とし込んだ一着。スタンドカラーとフードタイプで各5色展開。

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