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Where KREVA's fashion and music are now.
Pump Day feat.

Where KREVA's fashion and music are now.

On May 15 (Sat), Reebok will reissue the first color of the Instapump Fury (hereinafter referred to as "Pump Fury"), known as "Citron," for a limited run in Japan. This is an attempt to celebrate "Pump Day" in 2020. To mark the occasion, Reebok has released a movie featuring KREVA, a well-known Pump Fury user. We took advantage of this opportunity to ask KREVA about his current lifestyle, from fashion to music, not to mention "Pump Fury.

  • Photo_Yuki Aizawa
  • Styling_Daisuke Fujimoto (tas)
  • Hair & Make-up_Ai Yuki
  • Text_Ryo Tajima (DMRT)
  • Edit_Shuhei Wakiyama

KREVA
ヒップホップアーティスト、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。

ハイテクという感覚ではなくクラシックな1足。

ー KREVAさんは日頃から「ポンプフューリー」を愛用されている印象があります。いつ頃から履いているんですか?

もとを辿ると衣装として履くことが多かったんです。最初に履いたのは15年前くらいかな? 夏フェスで履いて、そのままいただいたのを普段から使うようになっていった感じです。

KREVAさんが愛用する「ポンプフューリー」の数々。

「10th Anniversary Year KREVAライブハウス ツアー2014『K10』」の際につくられた1足。ヒールには刺繍でネームが施されている。

ー KREVAさんオリジナルカラーの「ポンプフューリー」もステージ用につくったんですよね?

ソロデビュー10周年のときに、それまでテーマカラーにしてきた色をモチーフにしたグッズを製作したんです。生地からつくってステージ衣装にもしたんですが、スタイリストと「これに合う靴ないね」って話をしていて、この「ポンプフューリー」に辿り着きました。いま見ても物としていいデザインだと思います。

ー では、本日お履きのファーストカラー、通称“シトロン”についてはどんな印象がありますか? いまに続くハイテクスニーカームーブメントを象徴するスニーカーですが。

改めて見るとすごいですよね、このデザイン。だって、抜け感じゃなくて、抜けてるじゃないですか(笑)。他と違うことをやろうとしたのがいまも伝わってきます。最初はショーツに素足が見えるようなスタイリングで履いたと思うんですけど、当時は派手な衣装が多くて、どうしても普通のシューズだと衣装に負けちゃうんですよね。

かといって、ハイカットのシューズだと夏に向かないし、ステージングもしにくい。その点、「ポンプフューリー」は動きやすくて抜けがある。それが自分にとって魅力的だったんだと思います。いろんなものを知るたびにすごいなって気づくこともあって、いまでは自分の中でハイテクという感覚よりも、クラシックって感じがします。

ー やはり、「ポンプフューリー」と言えば“シトロン”という印象がありますか?

ありますね。以前、同じ配色で色の分量や型違いの「ポンプフューリー」が出たときに、「はい、来ましたコレ」と思って買ったことがあります。けど、やっぱり絶妙にカラーリングが違うから、「なんかちょっと違う…」ってなっちゃって。同じ色を使っているのに別物感が強かったんです。

国旗も同じカラーリングなのに、配置で印象が違ったりするじゃないですか。それと同じように、このカラー配分が重要だったと気づきました。あと、そのモデルはシルエットがシャープなんです。買った当時はそれがいいと思っていたんですが、やっぱり厚みや丸み込みでこのスニーカーなんだなって。そこがクラシック感に繋がっていると思います。

ー 履くときのこだわりはあったりしますか?

このシューズのこだわりでいうと、ポンプしない派なんですよね。ポンプするとしたら、ファストパスを取り行くときだとか、走らなきゃいけないときだけじゃない?(笑)。最近は太めのパンツを履くことが多いから、ポンプしないボリューム感がまたちょうどいいんですよね。たまにポンプしたいと思ってするんですが、結局は抜いちゃってます。

〈リーボック〉スニーカー「INSTAPUMP FURY OG」 ¥19,800、ソックス ¥1,859(すべてリーボック アディダスお客様窓口 / 0570-033-033)、〈ヨウジヤマモト プールオム〉ロングシャツ ¥68,200、中に着たカットソー ¥19,800、パンツ ¥70,400(すべてヨウジヤマモトプレスルーム / 03-5463-1500)、〈セイバー〉サングラス ¥13,200(YTS AMUSE / 03-6455-1281)

ー では、足元からの延長として、KREVAさんのいまのファッション感についても教えてください。

ここ何年かはずっと忍者みたいな格好をしていて。今日もそうですけど大体真っ黒。ちなみに本当の忍者は黒を着ていなかったらしいですけどね。街のひとに馴染んでなくちゃいけないから紺か茶色だったそうです。

ー そうだったんですか!(笑)。ブラックが基調になっていったのは、どういう経緯が?

一時期、衣装がカラフルなものばっかりだったんです。全身蛍光イエローとか、プレスリーみたいなフリンジの服もあったし、歩く神社みたいなときもあった(笑)。だから、その反動かもしれませんね。

同時に〈コム デ ギャルソン・オム プリュス〉を着るようになって、そこから黒化が一気に進んだ気がします。だからこそ、足元は色味がついたスニーカーを選びたくなるんですよね。もちろんモノトーンを選ぶことも多々あるんですけど。

ー そこでいくと、お持ちの「インスタポンプフューリー ブースト」はモノトーンなんですね。

そう、ネットで見かけて出たときに来たコレと思って、「どんな方法でもいいから入手してくれ」と言って(笑)。このゴムバンドは最初どうなんだろう? って思ったんだけど斬新。うわ、すごいフレッシュって。最初に履いたときは嬉しかったです。

ー 最近では、外出する機会が減ってファッションスタイルが変わったというひとも多いと思うのですが、KREVAさんはいかがでしょう?

やっぱり、どんなにハマっているブランドの洋服でも買う機会は減りました。意識が外へ向いているものは、その必要がなかったからなのか、自分にしては珍しく手にしなかったです。

そんなに大きな変化があるわけではないんですけど、強いていうなら、より大きなサイズ感の服を着るようになったというか。自分が19〜20歳前半くらいのサイズ感に戻ってきているような感覚があります。もともと、そこまでタイトなものは着ていなかったですけど、時代に自分がついていっているのか、大きめのサイズ感が気分ですね。

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