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FEATURE | TIE UP

Translated By DeepL

That independent independent person and a casual T-shirt from MUJI.
That person with T-shirts.

That independent independent person and a casual T-shirt from MUJI.

部屋でも、外でも。晴れでも、雨でも。山でも、谷でも。どんな日常であろうと、(ほぼ)毎日着るTシャツ。特に、春夏は1枚で着る、重要なアイテムです。大げさにいえば人生の伴走者として、リアルに言えばデイリーウェアとして、賴もしい相棒になる〈無印良品〉のTシャツを、オリジナリティあふれる4人の活動とともに紹介します。

  • Photo_Yuko Yasukawa
  • Styling_Takeshi Toyoshima
  • Hair&Make_Amano(Yoshiaki Takahashi)
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Keisuke Kimura

04 コウノリさん/SUNSHINE JUICE代表

PROFILE

日本で生まれ、アメリカと台湾での生活、そして自身のヴィーガン生活と持久スポーツの体験を生かして、日本初のコールドプレスジュース専門店「SUNSHINE JUICE」を立ち上げる。いまは「SUNSHINE JUICE」を通して、人の健康だけではなく環境や植物に対しても意識を向けられるよう、さまざまな事象に関心を持ち、サステナブルなプロジェクトを次々と実現している。
Instagram:@sunshinejuicetokyo
Instagram:@nori_kooo

野菜だけの生活は、肉体のパフォーマンスが上がる。

ー コウさんがコールドプレスジュースを始めたきっかけはなんですか?

ぼく祖父が台湾人で、20代の頃に台湾に住んでいて。もともと台湾は仏教の国ということもあってベジタリアンカルチャーが豊かで実践しやすかったから、3年くらい食生活は完全野菜のみだったんです。当時からランニングをはじめ、結構長めの持久系レースにいろいろ出ていたんですけど、植物しか食べないでレースとか出ていると体のパフォーマンスがすごく良くて。そこで、植物性の食事の良さを体感していました。

同じ頃、コールドプレスジュースのスタンドがアメリカにでき始めた頃で、ニューヨークで寄ったお店でコールドプレスジュースを飲んだら体がすごく良い反応して、「コールドプレスが植物の力をもっとも体感できるフォーマットだ」って実感したんです。で、町中でこのクオリティのジュースが飲めるのはいいなと。

ー 意地悪な質問かもしれませんが、コールドプレスジュースはそれ用の機械がたくさんあります。「SUNSHINE JUICE」の機械は何が違うんですか?

機械は違っても絞られて出てくる液体の見た目は同じです。でも中身は全然違う。一番わかりやすいのは絞りカスで、きちんとした機械を使うと、全部搾りきってカスがドライになるんです。あとは、体の感覚も圧倒的に違います。それでわかってもらうしかないですね。

作っている人の顔が見えることが一番大事。

ー 有機農法やオーガニックなど育て方は色々な呼び方がありますが、どんな野菜を使っていますか?

基本は有機の農作物を使っています。けど、それも大事だけど、作っている人をちゃんと知ることを大切にしています。例えば、遠く離れた土地で誰が作ったかわからないけれどオーガニック認証を受けた野菜か、どんな人かわかる生産者さんが作った、そういった認証のない野菜。ふたつの野菜を選ぶのであれば、ぼくは後者を選びたい。作っている人やできている場所のエネルギーがその野菜には詰まっているし、その野菜が育った環境までをボトルに詰めてお客さんに感じてもらいたいんですよね。その背景にあるストーリーをジュースで届けられたらと。

ー 農家さんと知り合って、知ることもたくさんありますか?

農家さんのところに行ってみて、生産地や見た目が理由で捨てられてしまう野菜が多いことを知りました。ぼくたちは見た目が悪くても搾ってジュースにするからあまり関係ない。だからこそ、極力そいういった素材を使うようにしています。そういうことって、やっぱり直接会いに行かないとわからなかったし、出会えなかったと思います。

ー ジュースを通じて、環境配慮もしているわけですね。

でも、「SDGs的なことをやろう」という考えからスタートしているわけじゃなくて。自分たちのやっていることが人の健康のためになればいいし、せっかくなら「SUNSHINE JUICE」を通して環境に意識を向けられるきっかけになればいいかなと。あとは、使っている素材のストーリーをお客さんが身近に感じてもらえたらいい。「おいしくて健康にいいジュース」だけでもいいけど、さらに「こんな人がこんな場所で育てた野菜や果物です」と説明できるほうがわくわくするじゃないですか。

ー ほかに環境への配慮をしていることはありますか?

まずは、店舗で使うボトルですね。これまでプラスチックだったものを、ガラスにしました。それから、ジュースを搾ったときに出る搾りカスもできるだけ再利用したくて、〈Lefts.,〉というブランドや〈EQUALAND〉というブランドに染料として提供しています。

あと、最近熱いのが搾りカスを堆肥にして、その土でまた野菜を作ること。千葉県の一宮町に「the Farmers」という、農業をしながらサーフボードを作っている最高な友人たちがいるんですが、週1でサーフボードを東京に届けにきて、その帰りに空になったクルマに搾りカスを積んで帰ってくれています。あと、昔から仲が良くて、青梅でとてもおいしい野菜を作っているめちゃくちゃかっこいい生産者の「Ome Farm」も同じで、店から搾りカスを回収してくれます。あと、搾りカスで良質な堆肥を作って、その堆肥でできたパワフルな野菜でジュースを作る循環プロジェクト「Cosmic Compost」にも取り組んでいます。だから、いま「SUNSHINE JUICE」の店舗ででる生ごみはゼロなんです。

ー 理にかなっているし、素敵な企画ですね。ちなみにコウさんと〈無印良品〉の接点は何かありますか?

恵比寿の駅にあるお店にたまに行くんですが、選書された本棚が好きですね。食関連の本が多くて、ぼくの好きなアリス・ウォータースの本が置いてあったり。あとは、「SUNSHINE JUICE」も冷凍でヴィーガンのスープやカレーを作っているんですが、リサーチも兼ねて〈無印良品〉のものを食べましたけど、本当によくできています。サイズが一般的なものより小さくて、女性が食べるのにちょうどいい量だし。

ー Tシャツは、普段はどんなものを着ますか?

無地のものが多いですね。(今回のTシャツの値段を伝えて)これ990円ですか!? 安いですね。オーガニックコットン100%というのもすごいし、着ていて気持ちいい。「SUNSHINE JUICE」も同じで、環境や体にいいのも大事だけど、まずは「おいしい」というのが大事ですよね。

ムラ糸天竺編みクルーネックTシャツ 990円
生地表面に凹凸を出した生地は、さらりとして肌離れがよく、ラフな着こなしを楽しめる。ゆるく編んだ生地は、柔らかな着心地が気持ちいい。表面に出ているムラ感が、着こなしのアクセントに。レギュラーフィットのシルエットで、スタンダードな一枚として重宝する。

INFORMATION

MUJI Ginza

Address: 3-3-5, Ginza 3-chome, Chuo-ku, Tokyo
Phone: 03-3538-1311
www.muji.com

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