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Essential Wear for a New Era by Six Creators. Part 1
Heron Preston for Calvin Klein

Essential Wear for a New Era by Six Creators. Part 1

誰もが知るアメリカのブランド〈カルバン・クライン(Calvin Klein)〉。この半世紀以上の歴史のなかで生まれたアンダーウェアやジーンズは、近代ファッションの象徴として若者たちを虜にしてきました。そんなブランドがヘロン・プレストンと交わり、リミテッドコレクションをリリース。プレストンというと、カニエ・ウエストやヴァージル・アブローらを慕う、ストリートシーンの申し子のような存在であり、デザイナーとして着実にその名を広めています。彼が母国のブランドのためにつくる服は、フーディ、Tシャツ、タンクトップにジーンズなど、まさにエッセンシャルウェアと呼びたくなるアイテム群。オーガニックコットンやリサイクル素材を積極的に使った、見た目だけではない、未来を見据えたデイリーウェアになっています。この発売されたばかりのコレクションをいまの時代に名を残す、6人のクリエーターが着用。前編ではミュージシャンのTENDRE、デザイナーの菊乃、そしてラッパーのDaichi Yamamotoが登場します。

  • Photo_Takuroh Toyama
  • Styling_Yasuka Lee
  • Hair & Make up_Kazuma Kimura(TENDRE)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Muramatsu

カルバン・クラインとの相性がとてもいいデザイナーだと思う。

PROFILE

chrysanthemum (Chrysanthemum morifolium)

写真やデザインの勉強のため、ロンドン、サンフランシスコに留学。帰国後、2015年より自身のブランドである〈パープルシングス〉を立ち上げ、デザイナーとして活動。昨年からYouTubeチャンネルをはじめ、動画の制作にも力を入れている。 Instagram:@kiki_sun

ー 今回の「Heron Preston for Calvin Klein」のコレクションはどうですか?

Kikuno:タンクトップもブラもデニムも、自分がよく着ているようなアイテムですごく自然。普段着に近い感じでした。タンクトップの形はすごく好みですね。いろいろ持っているなかで、これはデコルテのラインが綺麗に見えるので素敵だと思いました。

あとはデニムも普段穿いているものの中にこういうシルエットがあって、すごくいまっぽい。ストリートにいる子たちが穿いているラインというか、このアタリの出し方とかもちょっとおじさんっぽいところがかわいいです。だけどあくまでファッショナブルな感覚。いまのムードにマッチしているなと思いました。

ー そもそも〈カルバン・クライン〉にはどんな印象をお持ちですか?

 

Kikuno:やっぱりアンダーウェアのイメージが強いですね。かつてケイト・モスとかも広告に出ていて、そのビジュアルが頭のなかに残っています。シンプルなのに強さがあるというか、〈カルバン・クライン〉って聞くとそれを思い浮かべますね。

 
 

ー 菊乃さんはアメリカに留学されていた時期があると思うんですが、その当時、このブランドの服を着ている人はいましたか?

Kikuno:どうだったんだろう? 私はサンフランシスコにいたんですけど、いい意味でおしゃれを気にしないひとが多かったんです。みんなTシャツにデニム、もしくはジャージを着ていて、基本リラックスした感じ。自分を含め、同世代の子は今回のコレクションにもあるような、スポーティーな〈カルバン・クライン〉のアンダーウェアを着ている子が多かったように思います。

今回のブラもそうですけど、スポーティでおしゃれなデザインがいいですよね。見せてもいやらしくならない。いい意味でセクシーすぎないところがすごく魅力的だと思います。

    

ー ヘロン・プレストンにはどんな印象を抱いていますか?

Kikuno:オレンジのイメージがやっぱり強いです。あとはラグジュアリーストリート。尖りすぎてないし、かといってシンプルすぎるわけでもなく、バランスがちょうどいいですよね。〈カルバン・クライン〉ともすごく相性がいいと思いました。

 

ー 普段、菊乃さんはメンズの服を着ることが多いですよね。そのルーツはどこにあるんですか?

Kikuno:もともとまわりに男の子が多かったり、私自身もメンズのカルチャーが好きなんです。女の子にかわいいって言われるよりも、男の子にかっこいいって言われるほうがしっくりくるというか。学生の頃から服はメンズ・ウィメンズ関係なく好きで、アメリカから帰ってきてもそうだったんです。日本ではみんな同じ服を着ていることに違和感を感じたし、シンプルに他のひととは違う服を着たかった。女の子がメンズの服を着ることがまだ一般的ではなかったんですけど、私はスケートカルチャーやヒップホップが好きだったこともあって、自分が着たいと思う服がメンズのアイテムに多かったんです。

 

ー ご自身のブランドである〈パープルシングス〉もメンズの服がベースになっていますよね。

Kikuno:最初は勢いではじめたんです。日本に帰ってきて、着たい服がなくて、じゃあ自分でつくるか、と。はじめはマイペースにつくってたんですけど、その後に「ユナイテッドアローズ&サンズ」のスタッフとして働くことになって。それがメンズの服を知るきっかけにもなって、もっと本気で自分の服をつくりたくなりました。自分のブランドとして発信したいという想いが強くなったんです。

ー そこから現在に至るまでに変化はありますか?

Kikuno:思い返すと結構いろいろあったような気がします。いまはアシスタントと一緒に仕事をしていますが、ひとりでやっていた頃は、ファッションのサイクルに追いつかなくてしんどい時期もあったし。だけどコロナによって展示会ができなくなってしまって、自分のペースでやった方が自分のためになるんじゃないかと思うようになりましたね。それでもこの1年やってこれたから、いまはこれでいいのかなと思ってます。

I see.

Kikuno:だからそのタイミングで自分自身とブランドの在り方を見つめ直すいい機会にはなったと思います。どうブランドを続けていくのか、自分はどんなデザイナーでありたいのか。ひとと会わなくなった分、自分がどう生きていきたいかを集中して考えることができました。私生活も外食が減ってほぼ自炊しているし、早寝早起きになりましたね。基本的には家が好きだから、逆に生活が充実してきた感覚はあります。

 

ー 自分らしい生活スタイルになってきたと。

Kikuno:本当にストレスがないですね、いまは。

ー コロナ禍によって活動が制限されてモチベーションが下がるひとも多いと思うんですが、そうした状況において、菊乃さんがモチベーションにしていることはありますか?

Kikuno:去年スタートした自分のYouTubeチャンネルは、コロナ禍で変化のない毎日でなにかできることはないかとはじめて、いま週一くらいのペースで動画を上げています。そしたら映像の仕事もいただけたりして。新しい趣味かもしれないですね、映像は。

ー どういった内容なんですか?

Kikuno:基本的にはVLOGで、今日どこどこに行きましたとか、日常を切り取って編集しています。それまでもYouTubeは見ていたけど、コロナ禍によってよりたくさんの動画を見るようになって、私にもできるかもと思ったんです。

 

ー それがいま楽しいんですね。

Kikuno:楽しいです。日記みたいな感覚でやってます。私は昔から日記を書くのがダメだったんですけど、映像だと撮影も編集も楽しくて続いてる。コメント欄もポジティブで。「編集上手になりましたね」っていうコメントもあったりして、シンプルにモチベーションになってます。自分が映像をはじめてからのビジュアルダイアリーであり、一本一本が大事な作品なので、それを見て下さって、楽しんでくださる方がいて本当に嬉しいです。

 

デコルテをきれいに見せるリブタンクトップの上から〈カルバン・クライン〉ならではのブラを重ねたコーディネート。デニムはバギーシルエットで、鮮やかなインディゴが目を惹く。コーディネートの色使いにある赤、白、青はどれも優しいトーンで整えられ、過度に主張せず、日常に馴染んでいる。ブラ ¥6,820、タンクトップ ¥6,160(3枚セット)、ジーンズ ¥23,980、その他 本人私物

ー 今後挑戦したいことはありますか?

Kikuno:映像のディレクションをやりたいです。表に出る仕事だけじゃなくて、裏方として自分のクリエイションが活かせる仕事がしたい。表舞台があって、その裏側みたいなものに興味があるので、いつかドキュメントみたいなものも撮ってみたい。そういう仕事ができれば嬉しいですね。

INFORMATION

"Heron Preston for Calvin Klein".
Shop List

Harajuku Pop-up
5月17日(月)~6月13日(日)
Address: 1F, 6-27-8 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo
Click here to make an appointment to come to our store.

Calvin Klein Shibuya Scramble Square
Address: 2F, 2-24-12 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo
Phone: 03-6712-5188

Calvin Klein Underwear Harajuku
Address: 1F, 6-27-8 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo
Phone: 03-6452-6450
*Only underwear is handled.

Calvin Klein Shinsaibashi
Address: 1-6-4 Shinsaibashi-suji, Chuo-ku, Osaka
Phone: 06-4708-7402

Nubian, Harajuku

Address: 1-20-2 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo
Phone: 03-6447-0207

Calvin Klein Customer Service
Phone: 0120-657-889
*For information on the operation of each store during the declared state of emergency, please refer to the official social networking service of "Calvin Klein Japan" and the website of each commercial facility.
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