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ヴァンズが受け継ぎ表現する、ジェフ・グロッソの真摯なスケート愛。
GROSSO FOREVER COLLECTION.

ヴァンズが受け継ぎ表現する、ジェフ・グロッソの真摯なスケート愛。

〈ヴァンズ(VANS)〉がリリースした「Grosso Forever Collection」。それは、2020年3月31日に、51歳の若さで急逝したスケートボード界のレジェンドであり、〈ヴァンズ〉の中枢を担うファミリーだった、ジェフ・グロッソに敬意を表したカプセルコレクションです。スケーターなら誰もが知るグロッソの、一体どんなところに尊敬の眼差しが向けられていたのか。それを紐解くことで、このコレクションにさらなる深みが増し、スケーターではなくとも彼から学びを得られるはず。そこで、ジェフ・グロッソを知る人と、知らぬ人を交えて、彼に思いを馳せてみます。襟を正したくなる話から、笑える(?)豪快なエピソードまでが飛び交いました。

  • Photo_Shingo Goya
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Keisuke Kimura

ー 彼が残した功績で、伝えていくべきことはありますか?

島田: ブリトー?

梶谷: それ、話します?(笑) スケートボードって、80年代から90年代に移り変わる時期、ランプからストリートへ移行していったんですよ。そうなると、ランプのプロが食えなくなって、お酒やドラッグに溺れる人も多かったんです。ジェフ・グロッソも、どん底でした。で、日本に来たときに聞いたんですけど、オーバードーズになって、心臓が止まったことが3回もあるそうです。そのうちの1回は、みんなでドラッグで遊んでいたとき。オーバードーズしちゃったら、肛門を急激に冷やすと生き返るって、都市伝説レベルの蘇生術があるんです。居合わせた女の子が氷を探したけど、なくて、代わりにデカいブリトーがあったから、肛門に突っ込んでみたら蘇生した(笑)。そんなユーモラスなエピソードもあります(笑)。

島田: 鉄板エピソード(笑)。

マッキー: 死にかけているのに、コントみたいな話ですよね(笑)。

アン: (Laughter)

梶谷: あと、僕はその場にいなかったんですけど、グロッソが来日した時は湘南に泊まっていて、原宿の居酒屋で飲んだ帰りに電車の中で吐いちゃったらしいです(笑)。でも、ちゃんと首元からTシャツの中に向けて吐いたって言っていました(笑)。

愛用モデルがアップデートされ、定番化となる。

ー なおさら愛されている理由が分かる気がします(笑)。このコレクションがリリースされたのも納得です。

島田: この「スケートハイ」は、昔彼が履いていたデザインに、グロッソのロゴを入れて復刻しました。当時のモデル名は「ハイトップ」で、今の「スケートハイ」とディテールが若干違います。でも、アッパーのデザインや、ロゴやサイドテープのチェッカーボードも、当時のままに復刻です。

アン: 昔のモデルって、探してもなかなか見つからないし、あっても状態が良くない。それはそれでかっこいいけど、同じデザインを新品で変えて、それを自分でボロボロにできる良さもあるので、復刻は嬉しいですね。

島田: しかも、スケートボード仕様のスケートクラシックスで復刻しているので、履き心地がいいですよ。

梶谷: 「スケートハイ」は、85年のパウエル・ペラルタのビデオ『フューチャー プリミティブ』で履いていたモデルですね。グロッソって、『スラッシャー』の表紙を飾ったことが一度もないんですよ。亡くなってから、若いころのグロッソが表紙になったんですけど、その写真でも履いています。こっちのモデルは、88年の〈サンタクルーズ〉と〈ホソイロケット〉の広告で履いていた。

島田: この「スケートミッド」は、少し前まで定番として販売していたけど、現在は販売していません。これを機に、「グロッソミッド」というモデル名に変えて、来シーズン以降もこのままリリースされ続けます。売上金の一部は、ロイヤリティとして彼の家族に支払い続けるんですよ。

梶谷: 「スケートミッド」は、以前に生産終了となるはずだったんですけど、グロッソが〈ヴァンズ〉の首脳陣にプレゼンして、継続されたみたいです。

アン: ハイカットだと少しだけ男っぽい気がするけど、ミッドカットのほうが女の子のいろんな服装に合わせられると思う。とてもいいですね。

島田: 女の子のサイズだと、丸っこくてかわいいですね。

マッキ—: あと、スケートクラシックスだから丈夫だし、クッション性が高くて滑りやすいです。トリックをすると、パンツの裾からチラっと見えるミッドカットがかっこいい。個人的にミッドカットは、トリックをする時、足首が寝にくいから好みじゃなかったけど、「グロッソミッド」は柔らかくなっていたように感じて、履きやすかったです。

ー アパレルも展開されていますね。これがグロッソのロゴ。

ロングスリーブ¥5,500

梶谷: ジョン・ルセロっていう、グロッソの兄貴分が描いたものです。フォトTは、ブライス・カナイツが撮った写真。

アン: 女の子でも着られるデザインですね。シンプルが好きなので、フォトTだったらデニムに合わせたい。

INFORMATION

VANS JAPAN

Phone: 03-3476-5624
vansjapan.com

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