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熊谷隆志と橋本敦。二人のスタイリストが語る、ゴルフの引力とタングラムの魅力。
FUN GOLF , FUN FASHION

熊谷隆志と橋本敦。二人のスタイリストが語る、ゴルフの引力とタングラムの魅力。

いま、ゴルフがアツい。少し前まで全く意識していなかったし、なんならオジサンぽいとすら思っていたのに、無性にプレイしてみたくなっているのはどうしてだろうか。(釣りやキャンプ、サウナもたしかそうだった)。それは、日本人プロゴルファーが世界で活躍しているから? それもあるだろうけど、それだけじゃない。ファッション関係者たちが「ゴルフがおもしろい」と声を揃え、これまでのゴルフウェアのイメージを一新するようなブランドが軒並み立ち上がっているからじゃないでしょうか。

そのムーブメントの中心に立っているのが、5月末にゴルフウェアブランド〈タングラム〉を立ち上げた熊谷隆志さん。今回はゴルフ仲間のスタイリスト橋本 敦さんとともにゴルフの魅力について教えてもらいました。「若者こそ早くゴルフを始めた方がいい」と話すそのワケとは?

  • Photo_Kosuke Matsuki
  • Text_Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Shun Koda
  • Special Thanks_Hill Top YOKOHAMA CLUB

PROFILE

Takashi Kumagai
スタイリスト / フォトグラファー / ショップ&ブランドディレクター

1970年生まれ。渡仏後、スタイリストとしてキャリアをスタート。現在ではフォトグラファー、ショップ&ブランドディレクター、ガーデナーなど、ジャンルや肩書きの垣根を越えて活動する。
Instagram:@takashikumagai_official

PROFILE

橋本 敦
stylist

1977年生まれ。三田真一氏に師事。99年に独立後スタイリストとしてキャリアをスタート。現在は広告制作や俳優のスタイリングやミュージシャンの衣装製作、ブランドビジュアルのディレクションのなど活動は多岐に渡る。

“ドレスコードを守る”という
ゴルフファッションの楽しみ方。

ー お二人がゴルフを始められたきっかけは?

Kumagaya:はじめたのは昨年の9月から。きっかけはZOZOの執行役員の武藤さんに、突然コースに連れていかれて……(笑)。もちろん、その前にちょっと練習はしたんだけど。でも実際にコースに出てプレーしてみたら「うわぁ~、楽しいな」って、それでハマったね。それなりに筋が良かったみたいで、コースでも苦労することはあまりなかった。

橋本:熊谷さんは、すごいスピードで上達してるんですよ(笑)もちろん、かなり練習されているからですけど。2か月に1回ぐらいの頻度で、ファッション業界の仲間内でコンペを開催しているんですが、そのコンペで二連覇してるぐらい。ホント、昨年始めたとは思えない(笑)。

Kumagaya:自分の父親が、ゴルフが上手で、子どもの頃に打ちっぱなしに連れて行ってもらっていたから昔取った杵柄ではないけど、なんとなくの素養はあったのかも。でも野球もテニスもやっていたからスイングという面では苦労しなかった。いま、人一倍練習してますけど、上手くなっている手応えは確かにある(笑)。

橋本:自分は、ゴルフ自体は10年前ぐらい前に「ビームス」の土井地君と「ベイクルーズ」の野田君に誘われて一度コースに行ったっきりなかなかプレーする機会もなくて人に誘われたらコースに行く、という状態でした。それで、緊急事態宣言が出て自粛している期間に、ふと「また本格的に始めてみよう」と思い立ってゴルフ熱が出て、道具もちゃんと揃えて練習をはじめたんです。

Kumagaya:ちょっと練習しないと、感覚が鈍るというか腕が落ちるからね。

橋本:確かにそうですね。でも、練習のおかげか感覚は戻りつつあります。

ー どれぐらいのペースでプレーされているんですか?

Kumagaya:ラウンドは週2だけど、練習は週5。実は膝の半月板をケガしていたんだけど、最近はやっと回復してきたので週5で打ちっぱなし。ケガしていたときは毎朝4:30に起きて、この「ヒルトップ横浜クラブ」に来て、日の出から100球打ってた。怪我が治ってからは200球打ってるよ(笑)。

橋本:自分も熊谷さんがゴルフを始めたのを聞いてからそれも刺激になって、不定期ですけど時間があるときは打ちっぱなしに行くようになりました。それまでは、付き合いでコースに行く“本番のみゴルファー”だったんですけど(笑)。

Kumagaya:ただコースに出てもずっとスコアが110とか120だったんだけど、ここで谷口拓也プロのレッスンを月1で受けるようになってから、一層ゴルフが楽しくなったね。ドライバーも今は250~260ヤードぐらい飛ばせるようになって、スコアも100を切るようになったし。拓也さんも東北福祉大出身だから、『巨人の星』みたいな教え方で。だけど、それが良かったのかな(笑)。でもゴルフが格段におもしろくなった。

橋本:かなり、スパルタだったんですね。自分も教えてもらおうかな(笑)

Kumagaya:結局、練習しないとダメ。練習すればするほど上手くなるから。

ー ゴルフの楽しさはどんなところですか?

Kumagaya:プレーはもちろん楽しいんだけど、コーディネートを考えるのも楽しいんですよね。ラウンドする何日か前からウキウキするし、前日の夜から何を着ようか数パターン考えるほど。雨の日だったらコレ、天気が良くて気温が上がりそうだったらコレ……とか。格式高いゴルフ場だとジャケット着なくちゃいけないから、ブレザーを合わせて、みたいな感じで。これ言っちゃうと怒られるけど、こんなこと仕事でもあんまりない(笑)。

ー すごいハマりようですね(笑)。

橋本:たしかにゴルフはドレスコードがあるのが楽しいんですよね。場所にもよりますがクラブハウスに入るときはジャケットが必須だったりしますし。ジャケットも最近だと、なかなか着る機会が少ない。普段、あまりそういうルールに縛られることがないから逆に新鮮なんですよね。あとはシューズもスニーカーの延長みたいなデザインが多いし、〈ナイキ〉のエアマックス90とか、〈アディダス〉のスーパースターのアッパーデザインでゴルフシューズがあるほど。そういったものもおもしろいし。クラブのヘッドカバーなどギアでも個性が出せるのはおもしろいですよね。

快音が響き渡る熊谷さんの豪快なスイング。週5のトレーニングと谷口プロによる丹念なレッスンの賜物だ

Kumagaya:紳士のスポーツだからドレスコードは多いよね。襟付きの服かモックネックがマストだし、ボトムスもブッシュパンツとかカーゴポケットがついたものはNG。最低限のルールは守りながらも、一応、ファッション業界に身を置くものとして常にかっこよくありたいというのはあるから、そういう部分もおもしろいよね。だから〈タングラム〉を立ち上げたわけだし。

〈ピン(PING)〉、〈キャラウェイ(Callaway)〉など錚々たるヘッドカバーに交じっても、抜群の存在感を発揮する〈タングラム〉のヘッドカバー。ウェアと同じモノトーンなのも魅力

INFORMATION

TANGRAM

Official Online Store
※毎月10日と25日にプロダクトを発売予定

ヒルトップ横浜クラブ

住所:神奈川県横浜市都筑区折本町1171
電話:045-471-8550
Official Site

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