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Translated By DeepL

She is a "HOUYHNHNM girl. Snapshots and interviews with five people that the editorial department is interested in.
MONTHLY JOURNAL June. vol.2 GIRLS ISSUE

That girl is a "HOUYHNHNM girl."
Snapshots and interviews with five people of interest to the editorial department

They are casual but sophisticated, and wear vintage clothes with elegance. But they don't look pretentious. On the other hand, I have recently been interested in girls who can talk about movies, music, sports, etc. until the wee hours of the morning. I have decided to call them "HOUYHNHNM girls.
Vol. 1Interview with Riko NarumiFollowing on from the first issue of the "The Girls" series, we now snap and interview five girls that the editorial department is interested in. Each of them is a professional in a different field, but what they all have in common is that they express themselves without embellishment. Here are five HOUYHNHNM girls you will definitely want to talk to.

No.2 KAE / 陶芸家 そのときの自分のムードを大切に。

PROFILE

KAE

愛知県東海市出身。専門学校卒業後、〈アディダス オリジナルス〉のデザイナーアシスタント、フリーランスのグラフィックデザイナー、「BOOK AND BED TOKYO」の広報兼デザイナーを経て、その後〈10匣(TENBOX)〉のアシスタント業に就く。現在は地元の愛知県に戻り、陶芸家としてのキャリアをスタート。趣味は、ヴィンテージTシャツ・バンダナ・レコードの収集、料理、仏教の本を読むこと。
Instagram: @kae__nakamura

ーいまは地元の愛知県で陶芸家をされていると聞きました。経緯を教えてください。

母が家で料理を出すときに皿にこだわっていて、その影響でもともと好きではありました。ただ、実家が陶芸をやっているというわけではなくて、東京から戻ってきて、いま住んでいるところが常滑焼で有名な常滑市の近くだということを知って、だったらやってみようと。一時期は陶芸家のおじいさんのところに習いに行ってました。

ー以前は〈10匣〉で働かれていて、東京を拠点に海外を飛び回っていたと思うのですが、暮らす環境が変わって、何か気持ちに変化はありましたか?

東京は夢があればチャンスをつかみやすくて、いっぱい遊ぶ場所があって、いい意味でいつまでも若々しくいられる場所だと思います。でも、個人的には9年暮らしてみて、そろそろ東京にいても何もすることがないと感じてきて、前職をやめて地元に帰ってきたんです。 地元に帰って気づいたのは、ひとのあたたかさですかね。無償で、無条件で協力しあえるコミュニティがあって、それが自分にとっては必要不可欠でした。

ーKAEさんがつくっている器の一部を今日はお持ちいただきましたが、常滑焼と聞いてイメージする柄とはまた違いますね。エッジが効いたグラフィックというか。

〈10匣〉時代にいろんな国に行かせてもらって、とくにアメリカに行ったときに怖い絵をポップに描くアーティストにたくさん出会って、それがイメージソースになっています。あとは古着やヴィンテージの服に描かれている柄とかも参考にしています。ちなみに、習いに行ってたおじいさんには冗談で「毒が入った料理でも盛るのか」と言われたりもしました(笑)。

私物のヴィンテージTシャツとバンダナ。色や年代に関わらず、デザインに惹かれたものを直観で選んでいるそう。※ご本人撮影

私物のレコーダーとレコード各種。特にビートルズのものが多く、その理由を「子供の頃からお父さんが車で流していたことと、あとはいろいろな国に行ったり音楽の知識を身につけていくなかで改めてそのかっこよさを知って集めるようになった」とKAEさん。※ご本人撮影

ー私服は古着やヴィンテージが多いですか?

最近は新品も買うようになったのですが、一時期はヴィンテージのTシャツをたくさん集めてました。いまあるのは、数でいうと30枚くらい。海外はもちろん、ヤフオクやメルカリとかオークションサイトでも買ってましたね。モチーフよりデザイン優先で、意識ではないんですが、自然とミュージシャンのTシャツが多くなっちゃいました。ビートルズのパロディTとか、エルビス・プレスリーのTシャツとか。

ーそれ以外に集めているものはありますか?

ヴィンテージを学ぶ第一歩になる、と聞いてバンダナも集めていました。見つけたら買うようにしていて、気づいたらいっぱい集まりました。エチケットとしても使うんですが、ファッションに合わせてチョイスしています。ちょっとした差し色とか、はずしの色をバンダナで拾ったり。あとはねじねじして首に巻いたりしてます。

この日は撮影のために、愛知県からわざわざ上京したというKAEさん。東京に住んでいたときによく散歩しに来ていたという池尻大橋の公園へ。

ー国内外でさまざまな人種、職種のひとに会ってきたと思うのですが、そんなKAEさんはどういう男性に惹かれますか?

だれにでも大きい声で挨拶ができるひとが好きです! 近所のひとも、コンビニの店員さんも、だれにでもわけへだてなく挨拶ができるひとがいい。

ー最終的にはそこにたどり着くのですね! 深い。さて最後に、陶芸家として今後どのようになっていきたいかを教えてください。

つくりたいのは、なんにでも自由に使えて、実用的な器。湯呑としてつくったものも、パロサントやサングラス入れに使ってもらってもいい。生活をより充実させるアイテムをつくっていきたいです。

あとは、有名な陶芸家になりたいとかはなくて、そのときの自分のムードでやっていきたいです。陶芸家というとその道を極めなきゃいけないんじゃないかっていうプレッシャーがあるんですけど、いまもグラフィックのお仕事をやっていたり、そうやって自分が楽しいと思うことをつづけていけたらいいなと思います。

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