WAIST POUCH
ウエストにポーチを。
フェスやアウトドアで使うもの、おじいちゃんが付ける “いなたい” もの…いろいろイメージはあるけれど、結局は使い方と合わせるもの次第。着用者の腕が試されるからこそトライしたいし、ファッションのおもしろさはそこにあります。珠玉の3点をどうぞ。
In this project, waist bags and hip bags are collectively referred to as waist pouches.
CAYL
ケイルの「ファニーパックグリッド」
ギアとしてのバッグ。
バックパックやメッセンジャーは使いやすいけれど、もっとアクティブなひとはウエストポーチを選ぶ。その名の通り、腰元に付けるから安定するうえにモノを取り出しやすく、上半身が完全に空きます。さらにギアとしてのスペックを求めるなら、いまは韓国発の〈ケイル〉が最適解。申し分のない機能性がありながら、素材、色、フォルムどれをとっても気が効いていて、ファッションの文脈にだって通用します。ただ、都会での着用を想定するなら、機能服ではトゥーマッチ。行儀のいいスラックスやTシャツでバランスを取りたいところです。重心が腰にくるから、極力服はシンプルにまとめるのが賢い。
¥19,800
Nice Time Mountain Gallery
haveanicetime.com
Caledoor
カレドアーの「ランブリングバッグ」
付け方、遊び方いろいろ。
ゲームシャツは観戦着にとどまらず、街着としても優秀。そんな機能とデザイン性に長けたアイテムは、ウエストポーチとの相性がバツグンです。〈カレドアー〉はイギリスのランブリング(歩く)カルチャーをもとに服づくりをするブランド。だから歩く上で必要な要素が多分に詰まっています。大人の遊び心を入れるなら、チノショーツでカジュアルにしつつ、ヘルシーなオレンジを差すのなんてどうでしょう。さらにゲームシャツで応援しているチームをアピールするように、ピンズで好きなカルチャーを表現するのがツウの使い方です。ちなみにこのバッグの付け方は4通りだそう。サッカーだって相撲だって、どんなスポーツもいろいろ手札があったほうがいいに決まってますよね。
¥34,100
カレドアー
caledoor.com
PLATFORM
プラットフォルムの「スペアポケット」
仕上げのイエロー。
ウエストポーチの役割はいろいろあるけれど、アクセサリー的にアクセントを加えるのもひとつの手。素材違いのグレートーンで揃えたコーディネートも、ウエストポーチが1点入るだけで全アイテムの存在感が際立ちます。イエローが鮮やかなこちらは宮城県のガレージギアメーカー〈プラットフォルム〉によるもの。大きい小さいが正義ではなく、必要最低限のモノを入れられるよう、やや小振りなサイズ感に。素材はヨットの帆から生まれた、強靭な3層構造のX-PAC。もちろん付ける位置だって大事で、真ん中からすこしずらすのがいい。淡白な印象にならず、都会的なムードがぐっと出てきます。
¥6,380
PLATFORM
Instagram:@platformpacks