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The French-born Kangoo assists people in their hobbies and lifestyles. Vol.16 / Shuhei Mita BOOK TRUCK
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The French-born Kangoo assists people with their hobbies and lifestyle.
Vol.16 / Shuhei Mita BOOK TRUCK

高い積載力と、フランス生まれのポップなデザインで、たくさんのファンを持つ〈ルノー(RENAULT)〉の「カングー(Kangoo)」。仕事では働くクルマとして、はたまた遊びでは頼りになるギアとして、思い思いの乗り方ができるのが魅力のクルマです。今回紹介するのは、前者としての使い方。登場するのは移動式本屋「BOOK TRUCK」の三田修平さんです。広い積載スペースにたくさんの本を積み込んで、三田さんのとある1日に密着しました。

「ここで出会った」という一期一会感。それを大事にしたい。

三田さんが「BOOK TRUCK」をスタートしたのは2012年のこと。今年で13年目に突入し、慣れた手つきで設営を行います。

「大学生の頃から本屋をやりたいってずっと思っていました。それで本屋について学ぶために『TSUTAYA TOKYO ROPPONGI』、『CIBONE青山店』、そして『SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS』といくつかのお店を渡り歩いて、いろいろ勉強をしたんです。それで30歳になる直前に『そろそろ自分でやろうかな』と思ってはじめたのが『BOOK TRUCK』だったんですよ」

独立を考えていた頃は、本屋とカフェが併設したお店や、個性的なセレクトが自慢のお店があふれ、「そうゆうスタイルのお店以外に、なにかできることはないかな」とアイデアを膨らましていたという三田さん。当時はマルシェイベントなど屋外の催しが増えていたこともあり、最終的にたどり着いたのが「『BOOK TRUCK』だった」と三田さんは続けます。

「独立前に勤めていた『SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS』でも、出店のお声がけがあったりして、それがヒントになりました。ただ、たくさんの本を外に持ち出すのって結構大変なんです。クルマが必要だし、什器もいる。それならクルマごと什器にしてしまえばいいのでは? というアイデアが浮かび、『BOOK TRUCK』をはじめることにしたんです」

そうした移動型本屋に「『カングー』は向いている」と三田さんは話します。

「本をたくさん載せられるのもそうなんですけど、このタープを積み込めるのもすごくありがたくて。というのも、タープがあることによって出店時にお店らしさが出る。開けたスペースなんだということを認識しやすいし、さらには炎天下も避けられて、お客さんは休みながら本を開いたりできますよね。日焼けに弱い本の劣化も防ぐことができます」

「あとは『カングー』のサイズであれば、タープに直結してお店を組むことができる。これによってレイアウトの自由度がすごく高まるんです。トラックだと大きすぎてそれが難しいので。イベントによっては大きなクルマを受け付けないケースもあるし、本当に融通の効くサイズ感だなって思います」

移動式本屋をはじめて10年以上の時が経ち、たくさんのイベント出店を経験してきた三田さん。はじめる前は疑心暗鬼なところもあったけど、いざスタートしてみると、子どもたちから高齢の方々まで幅広くよろこんでもらえたのだとか。

「本が抱いている敷居の低さや親しみみたいなものを、移動本屋をはじめてより強く実感しています。セレクトを変えれば、音楽のイベントでも、食のイベントでも、いろんな方向へ結びつけることができますし。いまはデジタルコンテンツも強いけれど、愛着を持つ対象として、本が持っている物体としてのフィジカルな魅力っていうのはまだまだ根強いと思っています。お客さんの反応を見ていても、それは感じますね」

マルシェイベントや、音楽イベント、さらには大学構内での出店などなど、活動の場が多岐に渡る「BOOK TRUCK」。三田さん曰く、「本との出会い方をアレンジするようなイメージで選書をしている」のだとか。

「たとえば人気の小説とかって、どこの本屋さんで買っても同じじゃないですか。そういう意味で、自分のお店で買う意味みたいなものが設けづらい。今日持ってきたヒップホップの本とかも、普通の本屋さんで見かけても、タイトルは目に入るけど手に取る確率はそんなに高くないと思うんです。だけど、それを音楽のイベントとかに持っていくと、お客さんの熱も高まっているじゃないですか。そうゆう心理的な状態によって、そのお客さんにとっての本の魅力って増減するんです。ぼくはそうやって本の魅力が高まるような選書をしたいと思っています。そういう意味で『BOOK TRUCK』ができることの余地っていろいろあると思っているんです」

「『ここで出会った』という一期一会感。それを大事にしたいんです」と、気持ちを込めながら三田さんは話を続けます。

「やっぱり本に興味があるひと、本が好きなひとって知識欲があるんです。本にはオープンな情報があるんだけど、出会いがないとそこにはアクセスができない。ネットでいろんな情報に到達しやすくなった時代だからこそ、そうゆう本との出会いみたいなものに価値を感じるひとも多いんじゃないかなって思います」

INFORMATION

Renault Japon

Phone: 0120-676-365 (Hours: 9:00~18:00, open year-round)
www.renault.jp

RENAULT KANGOO INTENS

From 3,950,000 yen (Manufacturer's suggested retail price in Japan)
https://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/

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