シューズで感じる侘び寂び。ヨシオ クボとリーボックが生み出したのはダークトーンが粋な2足。

Reebokの顔とも呼べる、「INSTAPUMP FURY」と「CLUB C」。前者はフューチャリスティックな機能とデザイン、後者はクラシックなコートスタイルで、ともに一大ムーブメントを巻き起こしたシューズです。そんな両雄が、今シーズンは“和”のテイストをまとってアップデートされます。

この度リリースされるのは、独創的センスに定評がある〈ヨシオ クボ（yoshio kubo）〉とのエクスクルーシブモデルとして制作されたこちらの2足です。

INSTAPUMP FURY OG – YKGF ¥22,000 in TAX

「INSTAPUMP FURY OG – YKGF」は、荒々しくも妖艶なグラデーションが魅力的。これは、さまざまな色が見え隠れする墨汁の黒を表現したもの。これによって、パワフルなシルエットが一層引き立てられています。

CLUB C 85 – YKGF ¥15,400 in TAX

一方の「CLUB C 85 – YKGF」は無駄を削ぎ落としたデザインはそのままに、墨汁の水溜りを踏んだかのようなドリッピングが採用されています。シンプルなフォルムがゆえに、純白なミッドソールに散りばめられたブラックが際立ちますね。

ジャポニスム全開のヒールもポイント。「リーボック」の文字は伝統的美学でもある“書”をイメージソースとしていて、デザイナー・久保嘉男氏の父親による書き下ろしです。盆栽の刺繍からも、日本文化へのリスペクトが伝わってきます。

コーディネートの完コピはオススメしませんが、ジャパニーズ・カルチャーを体現したビジュアルも必見です。

コラボのオファーが鳴り止まない「INSTAPUMP FURY」と「CLUB C」ですが、今回の〈ヨシオ クボ〉によるアプローチはかなり新鮮ではないでしょうか。斬新でありながらも粋な一足は、日本人なら食指が動くはずです。