この冬はラニーニャ現象により例年に比べて寒くなるといわれている。これからはじまるそんな数ヵ月も軽やかに乗り切れそうなのが〈ヴァレンティノ(VALENTINO)〉のダウンジャケットだ。
ポップな色使いはそれだけで街の主役になれるポテンシャルがあるが、見どころは色のみにあらず。なんと、それぞれの色でデザインが異なるのだ。ボリューミーなシルエットはすべてに共通するが、よくよく見ればイエローはショート丈、ピンクはミドル丈、そしてオレンジはドローストリングでシルエットが調整できるという具合に微妙にデザインを変えてきている。
そのモデルの名は「DUVET COUTURE」。“DUVET” はフランス語でダウンを意味する。つまり、“オートクチュールなダウン” というわけで、言い得て妙なネーミングだ。
袖から脇、裾にかけてドローストリングを配し、シルエットの調整ができる一着。クチュールメゾンならではの大胆なデザインに仕上がっている。フードは取り外し可能。¥330,000+TAX
鮮やかなネオンピンクが目を引くダウンジャケット。ベーシックな黒のウールのスラックスに合わせた着こなしがおすすめ。ミドル丈でコーディネートしやすい。¥310,000+TAX
3モデルのなかで一番着丈が短いタイプ。裾にはブランドをあらわす “VLTN” のロゴがあしらわれ、内側にはメッシュのポケットが付く。取り外し可能なフード付き。¥300,000+TAX
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa