安くて高品質なものに打ち勝つのは、いつの時代もなかなか難しいことではありますが、それでも本当にいいものは価格にかかわらずどこかで受け継がれ、続いていくものです。
〈タートオプティカル(TART OPITCAL)〉が実はそういうアイウェアブランドだってこと、ご存知でしたか?
1948年、アメリカ・ニューヨークで立ち上がった〈タートオプティカル〉は、当時メタルフレームが主流だった当時においてデザイン性の高いセルフレームを発表し、まず世の中に衝撃をもたらしました。
さらにマンハッタンに自社工場を構えて、質の高い製品をつくり、高級品として位置付けられていました。
ファッショニスタ御用達のブランドだった〈タートオプティカル〉ですが、60年代の大きな「安くていいもの」の波に打ち勝てず、一度廃業へ……。
でも、そこで終わりませんでした。再起したのは2017年。タート家の一員であり、製造やマーケティングにも携わっていたリチャード・タート氏が立役者です。
ジュリアス氏から受け継いだ数々の資料をもとに、新たに〈ジュリアスタートオプティカル(JULIUS TART OPTICAL)〉を立ち上げました。
というのも、〈タートオプティカル〉が廃した後に再評価され、安くていいものが溢れる現代にもかかわらず、入手が困難になるほどの人気ぶりを見せたのです。
特に「AR(エーアール)」は、ヴィンテージメガネの中でも知名度の高いモデル「アーネル(ARNEL)」を忠実に復元したとして、発売当初から人気が衰えません。
そんな「AR」に、この度、スペシャルな別注カラーが登場します。その名も「BLACK SMOKE(ブラックスモーク)」。別注先は、国を問わずいいもの揃いのアイウェアセレクトショップ「ポーカーフェイス(POKER FACE)」です。
ほのかにクリアなフレームは、定番のブラックと比べると軽快な印象。マスク・オン・メガネになる場面が多いこの時代に、ちょうどいい透け感です。
リベットはシルバーからガンメタリックへ、丁番も同色に統一されています。ちょっとグレーが濃くなっただけで、どうしてこんなにお上品になるんでしょうか。
ラインナップはフレームが3サイズ、サングラスが2サイズで、テンプルにはそれぞれサイズスタンプが刻印されています。これがまさに、当時の〈タートオプティカル〉を忠実に再現しているんですね。
実は工場を日本に構えている〈ジュリアスタートオプティカル〉。当時の評判を傷つけない品質の高さを誇ります。
サイズ44-24のフレームに関してはノーズパッドの形状を改良し、よりフィッティングのいいものにマイナーチェンジしていたり。アップデートにも抜かりはありません。
時を経て愛されるアイウェアが〈ポーカーフェイス〉の手によってさらにシックに仕上げられた一品。発売日は10月2日(土)ですが、オンラインストアでは9月24日(金)から先行予約を開始します。
品質は確かで、由緒があり、さらに〈ポーカーフェイス〉の手によって、現代あるべき姿に変身した「ブラックスモーク」。タイムレスに愛される名品として、歴史に名を刻みそうです。
POKER FACE
発売日:10月2日(土)
Stores handled:
POKER FACE 札幌店
POKER FACE 仙台路面店
POKER FACE 赤坂店
POKER FACE 名古屋店
POKER FACE ルクア大阪店
POKER FACE なんば店
POKER FACE 福岡パルコ店
POKER FACE Online Store
※オンラインストアでは9月24日(金)より先行予約を受付。