NFT（Non Fungible Token：ノンファンジブル・トークン）をご存知でしょうか？
直訳すると“非代替性トークン”、いくらでも複製が可能だったデジタルデータに、ブロックチェーンを利用することで唯一性があると証明されたデータのことです。
要するに、世界にただ1つしかないと証明されたデジタルデータのこと。
このNFTのテクノロジーを応用したアート作品“クリプトアート”があらゆる方面から注目を集めているわけですが、どこか他人事のように感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、彼らの参戦によって、スルーできるものではなくなってくる気配がします。
その仕掛け人が、さまざまな実験的プロジェクトを行う「ライゾマティクス（Rhizomatiks）」の真鍋大度氏、〈フラグメント デザイン（fragment design）〉のタクトを振る藤原ヒロシ氏、そしてスタイリストの三田真一氏の三者。
現在、明かされているのは、この制作風景の動画のみ。
一体、どんな作品なんでしょうか……。
その三者が、NFTマーケットプレイス「フラグメント・ライゾマティクス NFT（FRGMTRZM NFT）」をオープン。
それに先立ち、去る5月には「ライゾマティックス」では、独自のNFTアートのプラットフォーム「NFT-Experiment」を立ち上げ、Perfumeとのコラボレーションやオリジナルのアートワークなども意欲的にリリースされてきました。
「FRGMTRZM NFT」にとって第1弾となる“TEST#01”は、25エディションで制作。
さらにはNFT購入者のみが入手可能なTシャツも用意されています。このTシャツはデジタルではなくリアルなアイテム。
“TEST#01”を手に入れれば、クリプトアートとフィジカルなTシャツを同時に入手できるというわけです。
その全貌が明かされるオークション期間は、9月21日（火）22:00から9月28日（火）22:00まで。
今回の“TEST#01”を皮切りに、今後は、さまざまなジャンルのアーティストやクリエイターとのコラボレーションを通してNFTだけでなくフィジカルアイテムの販売も計画されているようです。
仮想と現実を往来し、新たな時代の夜明けを感じさせる彼らのプロジェクト。
どんな仕掛けを企んでいるのか、いまから心待ちにしておきましょう。
