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The keyword for the 40th anniversary of the brand is "THE WAY WE ARE. We will look at four special projects that tell the story of Emporio Armani's history.

〈エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)〉が誕生して40年という節目の年を迎えました。これを記念した4つのプロジェクトの全貌をいち早くお知らせします。

ひとつ目は “THE WAY WE ARE” を謳い、9月24日にスタートしたデジタルキャンペーン。ムービーに登場するのは窪塚愛流(俳優)、MIU(モデル)、YAMATO(モデル)、中島沙希(モデル)、南部桃伽(メイクアップアーティスト)、竹内唯人(アーティスト、歌手)、シャララジマ(モデル、文筆家)の7人。いずれもブランド誕生時には生まれてもいなかった若者たち。“いまを切り取る” ことをモットーとしてきた〈エンポリオ アルマーニ〉に相応しい人選です。

窪塚愛流(俳優)

MIU(モデル)

中島沙希(モデル)

YAMATO(モデル)

“THE WAY WE ARE” をテーマに掲げたデジタルキャンペーンのショートムービー。

ユニークなのは、ブランドサイドが用意したルックに加え、着手が自ら選んだ服に袖を通したルックが披露されている点です。これは「ブランドのコミュニケーションは一方通行ではなく、常に双方向な関係にあるべきだ」というジョルジオ・アルマーニの思いに基づいたもの。その思いはムービーの演出にも反映されており、着手がiPhoneや使い捨てカメラで切り取った写真が要所を飾りました。詳しくはこちらの特設サイトをチェックしてみてください。




竹内唯人さんが着用したひとつ目のコーディネートは本人がアイテムを選んだ。上からブルゾン ¥212,300、ニット ¥47,300、パンツ ¥104,500、AirPodsケース ¥20,900、スニーカー ¥64,900


こちらのコーディネートはブランド側で用意。ブルゾン ¥187,000、パンツ ¥55,000

2つ目がミラノで開催中の〈エンポリオ アルマーニ〉の回顧展「THE WAY WE ARE」。ジョルジオ・アルマーニが自らキュレーションしたその展覧会は360度囲まれるようなつくりで、心身ともに40年の歴史に身を委ねることのできる体験型の展覧会となっています。



ミラノのイベントスペース「アルマーニ / シーロス」で開催中の回顧展の様子。

3つ目が『エンポリオ アルマーニ マガジン』の復刻版です。これはコレクターズアイテムとしても根強い人気を誇る、1988年に発刊したオウンドメディア。これまで同様、ジョルジオ・アルマーニが総監修を務め、実妹のロザンナ・アルマーニが出版指揮をとりました。アーティストのミンモ・パラディーノやF1パイロットのカルロス・サインツといった世界中のクリエイターが寄稿したこのマガジンは単なるファッションカタログとは一線を画します。日本では「代官山 蔦屋書店」での販売を予定しています。



ブランド誕生40周年を記念してつくられた20号目は、6人のフォトグラファーによるファッションストーリーや世界中のクリエーターによる寄稿文など見どころ十分。

そして最後に紹介するのが9月に発表された2022年春夏コレクション。アニバーサリーイヤーを祝うべく、1年半ぶりに有観客のショーに踏み切りました。ショー会場のモニターには “40YEARS” の文字が。“Elsewhere” をコンセプトに掲げた今シーズンはベージュ、グレージュといったノーブルなカラーパレット、透けるように軽やかなファブリック、アルマーニを象徴するデコンストラクション(脱構築)なシルエットが目を引きました。ここではないどこかへ(Elsewhere)――旅情が掻き立てられるコレクションでした。





9月にミラノで発表された2022年春夏コレクション。会場のモニターに “40YEARS” の文字が映し出され、 お祝いムードのなか、 ショーがはじまった。

4つのプロジェクトのキーワードとなったのは “THE WAY WE ARE”。日本語に直せば “ぼくらのやりかた”、“ぼくらのありかた” といったニュアンスになるこの言葉はまさに〈エンポリオ アルマーニ〉を象徴するものです。それは回顧展の「THE WAY WE ARE」が開催されるのに合わせ、ジョルジオ・アルマーニが出したコメントに端的にあらわれています。

(〈エンポリオ アルマーニ〉は)誰もが何かをみつけ、自分なりに解釈して、自分のものにすることができるコンテナです――。

メッセージの全文は次の通りです。

「〈エンポリオ アルマーニ〉は1981年に誕生しましたが、それは時代の遥か先を行くものでした。私はこのブランドを、新しいトレンドと捉え、すべてのひとにファッションを紹介する実験的なラインと考えていました。誰もが何かをみつけ、自分なりに解釈して、自分のものにすることができるコンテナです。今日では、私のスタイルのコンセプトをダイナミックに表現しており、いまでも、個性とコミュニティ、研究と自由という初期の精神を失っていません。〈エンポリオ アルマーニ〉は、常に現代の世界にしっかりと根ざしたブランドであり、大都市のエネルギーと活力を反映し、そのビートを捉え、服、アクセサリー、アイディアで構成された体験を提供しているからです」

Text_Kei Takegawa

INFORMATION

Giorgio Armani Japan

Phone: 03-6274-7070
Official Site

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