静謐で、独特の温もりを持つ写真を数多く残す写真家、本多康司。彼の作品は、見るものの心にしっとりとした余韻を残します。
この度、家具店「HIKE」にて「本多康司写真集展 madori」が開催されます。
「madori」は 2009年の独立当初から本多がライフワークとしているプロジェクト。長い年月を経て造られる自然や建築物の造形美を、空間として独自の距離感で撮影した写真群です。本展では写真集とフィルムからの大判プリントが17点展示されます。
また、会場の「HIKE」は1950年代の北欧ヴィンテージを中心に取り扱う家具店です。本多自身も、以前フィンランドにて撮影した写真集『suomi』をリリースするなど、両者の邂逅は必然だったのではないでしょうか。
Text_Ryo Komuta
本多康司写真集展「madori」
会期：4月1日（土）〜4月14日（金）
Venue: HIKE
Address: 1-10-11 Higashiyama, Meguro-ku, Tokyo
時間：11：00～18：00 火・水定休
オープニング：4月1日（土）18：30〜20：00
www.hike-shop.com
madori
著者：本多康司
テキスト：堀江敏幸
デザイン：新保慶太+新保美沙子（smbetsmb）
仕様：ハードカバー96P 231×247×16mm
部数：500 部
本多康司
1979 年愛知県生まれ、兵庫県育ち。熊本大学工学部卒業。 長野博文氏、泊昭雄氏に師事後、 2009 年に独立。コマーシャルフォトグラファーとして広告や雑誌、書籍を中心に活動。 一方で作品制作として、2013 年にミナペルホネンよりフィンランドの秋の風景をピンホールで 撮影した写真集『suomi』を発表。
www.honda-koji.com
photo exhibition
2011年 「マドリ」(ギャラリーWALL)
2013年 「suomi」(minäperhonengalleria・BOOKAPART・百年) 2015年 「集合写真」(写真Bar白&黒)
2016年 「hometown」(FALL)
collection of photographs
2013年 「suomi」(minäperhonen)
