昨年、誕生から10年の節目を迎えた石川・小松の名店「フェートン」。代表の坂矢悠詞人さんが服と同じように仕入れにこだわるものといえば香水です。創業当時からニッチフレグランスと呼ばれるインディペンデントなブランドのものを積極的に紹介し、2019年にはこれに特化したショップ「フェートンフレグランスロングバー」を金沢駅前にオープン。2ヵ月限定の予定が予想外の反響を呼び、常設の店舗になりました。
ここで紹介するのは、坂矢さんによる2つ目のニッチフレグランスの専門店「フェートンフレグランスハウス」。より香りの世界に没頭してほしいという思いから、4月29日にこの空間ができました。
重厚感のある木製の什器を配した店内には、日本では取り扱いのないブランドをはじめ、「フェートンフレグランスロングバー」とは異なる香水をセレクト。
その一部を紹介すると、1270年から続くコニャックの老舗〈フラパン〉がつくるフレグランスや、フランス版『ヴォーグ』の編集長を10年務めたカリーヌ・ロワトフェルドによるブランドのものなどを国内先行発売。また、1643年創業のフランス最古のキャンドルブランド〈シール・トゥルドン〉を日本で公式販売するのはここだけです。
香水のほか、ルームフレグランスも揃え、知識のあるスタッフが好みのものを一緒に選んでくれるというから安心です。今後も知られざるブランドをセレクトしつつ、香りにまつわるイベントを随時開催するそう。
ショップの場所は金沢市中心部、せせらぎ通り沿いです。ゴールデンウィーク後半、北陸方面に行く予定のある方、近くにお住まいの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。香りという新たな世界を知るきっかけになるはずです。