CLOSE

NEWS

Translated By DeepL

鑑賞者が触れて動かせるアート⁉︎ フェリペ・パントンの日本初となる大規模個展がGallery COMMONにて開催。

「いまは何でも自らがコントロールできる時代です。ラジオはもう聴かない、自分でプレイリストをつくる。テレビはもう見ない、自分で選んだ番組をストリーミングする。インターネットによって、情報そのものが誰でも操作可能になりました」

そう話すのは、スペイン・バレンシアを拠点に活動する現代アーティスト、フェリペ・パントン(Felipe Pantone)さん。自由な表現やコミュニケーションが加速するテクノロジー時代を背景に、ソフトウェアを用いた3Dイメージをフレスコ画や壁画、絵画といった物理的なキャンバスに落とし込み、“動き”を取り入れたキネティックアートを発表。一方的な情報伝達を強いるアートに対し、鑑賞者が参加することで成り立つ自身の作品を通じて、疑問を投げかけています。

ストリートでの経験と学問的知識からなる独自の思想を軸に、次世代のアートの在り方を模索し続ける彼の大規模個展「Manipulable」が、原宿の「Gallery COMMON」The event will be held at

SUBTRACTIVE VARIABILITY CIRCULAR #22 180 x 180 cm 2022 UV paint on PMMA

SUBTRACTIVE VARIABILITY CIRCULAR #22 180 x 180 cm 2022 UV paint on PMMA

タイトルの「Manipulable」は、ラテン語の“manus(手)”を語源とし、「手を使って動かしたり操作したりできるもの、または管理、成形できるもの」を指します。会場では、鑑賞者が触れ、回転させることでさまざまな表情を楽しめる大型可動作品8点が展示。アーティストと鑑賞者の間にあるギャップを埋めるという、新しい取り組みがなされています。

開催に際しフェリペさんは、「光、動き、色彩が私の作品の特徴です。そこに『触れる』という要素を加えることで、皆が作品により近づけることができるのです。今回は初めて、すべての展示作品が鑑賞者によって完成されるようつくりました。ほかの消費するものと同様、鑑賞者が触れることによる作品との対話は非常に現代的だと思います。そんなセルフ・キュレーションに定義されてる現代の世界に相対した作品をつくりたかったのです」とコメント。

会期は6月3日(金)から7月17日(日)まで。フェリペさんのInstagramでは実際に作品を動かしている様子が公開されているので、そちらもチェックしてみてください。

INFORMATION

Felipe Pantone Manipulable

会期:6月3日(金)〜7月17日(日) ※月、火休廊
Location: Gallery COMMON
Address: B1F, 5-39-6 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo
時間:12:00-19:00
Official Site

Add this entry to Hatena Bookmarks
TOP > NEWS

Related Articles#GALLERY COMMON

See more