これまでに農水大臣賞を複数回受賞した、自他ともに認める真珠のオーソリティ、〈タサキ(TASAKI)〉。1994年には世界最大のダイヤモンド原石供給元である「デビアス」からその原石を直接買い付ける資格、サイトホルダーを取得した。サイトホルダーは世界で約70社に限られている名誉ある資格だ。
素材のクオリティに強いこだわりを持つ〈タサキ〉が1年半の開発期間を経て2011年に完成させたのが「SAKURA ゴールド」。文字通り桜の色をイメージしてつくりあげた地金だ。
凛とした存在感を放つ一方で着る服や重ねづけするリングを選ばない懐の深さはまさに桜のそれだ。肌馴染みのよさはいうまでもない。「SAKURA ゴールド」はいまや真珠にもダイヤモンドにも負けないブランドの顔になった。
「SAKURA ゴールド」をまとったのは「ピアノ」と「ヴァッレ」。前者はピアノの音色をイメージしたリズミカルなライン、後者はトライアングルなカッティングを特徴とする。そのデザインワークからはグローバルブランドへのぼりつめたポテンシャルが存分に感じられる(〈タサキ〉は現在、ロンドンやパリなど世界中に直営店がある)。
両モデル、プラチナもラインナップされるが、まずは「SAKURA ゴールド」を試してみたい。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa