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ナンガとPOOLSIDEの夏休み。
From Nature to the city!

ナンガとPOOLSIDEの夏休み。

1分も外を歩けば汗がジワっと滲み出て、10分もすればTシャツがべったり。そんな灼熱過ぎる都心を抜け出してやってきたのは長野県。待ち合わせていたのは、〈ナンガ(NANGA)〉を身に纏ったイラストレーターユニット・POOLSIDE(プールサイド)の二人です。生憎の天気だけど、ちょっと長野まで、短いヴァケーションと暑気払いとまいりましょう。

最初の20万円で遊び続ける。

最後に案内してくれたのは彼らの本拠地「POOLSIDE STORE」。

完成したのは2022年6月。ユニットであるPOOLSIDE自体は2021年にすでに結成していて、特に店舗を持つ計画はなかったのだけど、知人の紹介で偶然にも見つけた物件を機に「POOLSIDE STORE」を構えることになったと言います。

「地上4階建てで、最上階はヨウちゃん、3階にはおれが住んでいて、2階はリビング。そして1階がショップです」(ルイ)

4畳ほどの小さなショップには、ルイさんとヨウスケさんがそれぞれデザインを手掛けたTシャツや雑貨が並び、壁面には展示スペースが。オープンしているのは週末のみです。ユニット名の通り、二人のイラストは、なんだか力が抜けちゃうというか、ホッとする。それでいてイケてるんです。

ルイさんによるイラスト。今回着た〈ナンガ〉の服を描いてくれた。

ヨウスケさんによるイラスト。今回着た〈ナンガ〉の服を描いてくれた。

アイテムは定期的にリリースされていて、最初はTシャツを1型、20枚からつくりはじめたと言います。

「売り切れそうになったら次のをつくってというサイクルです。最初、それぞれ10万ずつ出し合って服をつくって、その資金を少しずつ増やしていってるって感じで。なので、その20万でずっと遊び続けてるんです」とルイさん。続けて「ただ、知らずに入ってきた人は、1分くらい見て買わずに出て行っちゃうことがほとんどっすけどね(笑)」と言います。

とはいえ、二人の活躍や認知度は急速に全国に広まっているところ。長野で繋がった人との縁が、さらにまた繋がっていき、全国区のイベントやポップアップにも呼ばれるように。ちなみにルイさんは、これからリリースされる〈ナンガ〉のルックブックの挿絵のひとつを担当していて「それもひとつの縁が繋がった結果」と話してくれました。

夕方6時。日も暮れて、人もまばらになってきた頃、最後に聞いたのはPOOLSIDEの今後の活動について。

「最初、ユニットをはじめたときのテンションが『楽しく、二人の着たいものをつくろうよ』みたいな感じだったから、そこが崩れないといいすね」(ヨウスケ)

「まずは長く続けることかな。そのなかでいろんな人と出会えていけたらと思います。それと、ここを目掛けて来てくれる人が増えたらうれしいっすね」(ルイ)

去年の6月にスタートして、まだ1年。はじまったばかりだけど、ユニット名にある通り、誰も拒まず、かといって無理に距離を縮めてるわけでもなく、なんとなくくつろいだ気分にさせてくれる二人。暑気払いも兼ねて、〈ナンガ〉の夏服を着て訪れてみてください。

INFORMATION

ナンガ

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