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アシックスとエルドレッソ、再び。
ASICS × ELDORESO Returns

アシックスとエルドレッソ、再び。

2022年6月に発表され、日本のランニングシーンに衝撃を与えた〈アシックス(ASICS)〉と〈エルドレッソ(ELDORESO)〉のコラボレーション。その第二弾がついにローンチされます。インディペンデントなランニングウェアブランド〈エルドレッソ〉のカッティングエッジなデザインと、日本を代表する総合スポーツブランド〈アシックス〉の最新スポーツテクノロジー。両者が再び邂逅することで、どのような化学反応が生まれたのか。プロダクトの全ラインナップを紹介するとともに、プロジェクトに携わるキーマンたちの鼎談を通じて、その全貌を解き明かします。

当事者たちが語る、コラボレーション第二弾の舞台裏。

2022年6月にリリースされたコラボレーション第一弾の反響はどうだったのか。そして今回の第二弾コレクションに込められた思いとは。〈アシックス〉のアパレル担当の大堀亮さんとシューズ担当の木暮孝行さん、そして〈エルドレッソ〉のターザンAQZAWAさんに話を聞きました。

左:大堀 亮さん(アシックス アパレル・エクィップメント統括部)、中央:木暮孝行さん(アシックス パフォーマンスランニングフットウエア統括部)、右:ターザンAQZAWAさん(エルドレッソ デザイナー)

第一弾の反響の大きさは想像以上。

――まずは前回のコラボレーション第一弾について。反響はどうでしたか?

大堀: 反響の大きさは私たちの想像をはるかに超えるものでした。発表直後から大きな話題となり、ほぼすべてのアイテムが即完売。私は〈アシックス〉に勤めて長いですが、こんなことは初めてです。

木暮: 凄まじい盛り上がりでしたよね。社外でも、社内でも。私自身、当時はまだこのコラボレーションプロジェクトに関わっていなかったのですが、その盛り上がりを見て驚くとともに、個人的にも「これは、欲しい!」と思いました。以前から〈エルドレッソ〉の大ファンでしたので。そして自分もプロジェクトに携わりたいと考え、自ら志願して今回から参画させてもらいました。

AQZAWA: 反響の大きさは、コラボレーションを発表したときにも感じましたが、より強く実感したのは、発売後しばらく経ってからのこと。マラソンなどの大会の現場に行くと、〈アシックス〉と〈エルドレッソ〉のコラボレーションアイテムを身に着けているランナーを、驚くほどたくさん見かけたんです。

大会で身に着けるものって、その人にとっての「一軍」。つまり勝負アイテムですよね。そんな大事な場面で選んでくれたことが、すごくうれしくて。

木暮: いいお話ですね。大会はランナーにとって晴れ舞台。そこで着てもらえるのは私たちとしてもうれしい限りです。

AQZAWA: しかも、身に着けている人から話しかけられることもしばしば。「追加生産の予定はないんですか?」とか、「第二弾の予定はありますか?」とか。

それまで〈エルドレッソ〉を知らなかったという人も少なくなく、ファン層の広がりを肌で感じました。コラボレーションの狙いはまさにそこだったので、やってよかったとしみじみ思いました。

大堀: 日本のブランド同士のコラボレーションということで、国内はもちろん、海外からの反響も大きかったですよね。

AQZAWA: はい。海外の取引先から「なんだあれは!?」「うちでも取り扱いたい!」といった問い合わせを多数受けました。日本発信のプロダクトが海外で話題になり、評価されるのはうれしいことです。

シューズに込められたこだわりとは。

――コラボレーション第二弾の特に大きなトピックスは、シューズがラインナップに加わったことだと思います。「S4」をピックアップした理由は?

AQZAWA: 第二弾の企画がスタートした当時、「S4」はまだ発表されていませんでした。〈アシックス〉の担当の方から、「サブ4を目指すランナーのためのシューズ」というコンセプトやターゲットを説明してもらい、面白そうだと思ってピックアップしました。

デザイン面では、カラーや柄をアレンジしたほか、随所に両ブランドのネームを配し、シューレースにはエルドレッソのロゴをあしらいました。ミッドソールのマーブル模様は、B-BOY御用達のコンポジションノートから着想を得ています。

木暮:〈エルドレッソ〉のアレンジが加わったことで、ベースのモデルからだいぶ様変わりしましたよね。キャラ変といってもいいくらい。とはいえ、ランニングシューズとしての機能性は、一切スポイルしていません。

AQZAWA: そうですね。ぼくはシューズづくりの経験がないので、木暮さんにいろいろと教わりながら、かたちにしていきました。

木暮: 通常モデルの場合、お客様のライフスタイルや走力、嗜好性をベースにデザインをつくり分けていくことが多いのですが、今回はお客様の多様な価値観を尊重し、ランニングの間口を広げることを狙っています。そのため、グラフィックやスタイリングに特にこだわり、通常アイテムよりもエキサイティングなデザインに仕上がったと思います。

――アパレルに関してはいかがですか?

大堀: 第一弾の完成度が高く、お客様からも大変好評だったので、今回の第二弾もTシャツやショーツといったベーシックなアイテムはグラフィックのアップデートが中心です。

AQZAWA: ショーツに関しては、丈を2センチほど長くしました。第一弾ではあえて短めの丈にしたのですが、もうすこし長いほうがいいという声をいただいたので。それによって、より多くの人が穿きやすくなったと思います。

大堀: 第一弾との違いでいうと、今回は寒い時期のランニングにも対応できるアイテムを10月に発売を予定しています。

カルチャーとしてのランニングの面白さを、多くの人へ。

――最後に、コラボレーションを通じてユーザーに伝えたいことや、今後のヴィジョンを教えてください。

AQZAWA: 前回のインタビューでも話しましたが、ランニングはスポーツであるとともに、ぼくらにとってはカルチャーでもある。〈アシックス〉とのコラボレーションを通じて、カルチャーとしてのランニングの面白さを、ひとりでも多くの人に伝えていきたいです。

大堀: 私たちも思いは同じです。〈エルドレッソ〉による魅力的なデザインをきっかけに、ランニングの間口をもっともっと広げていきたい。そう考えています。

木暮: 私はシューズ担当として今回のコラボレーションに携わらせてもらいましたが、パフォーマンスシューズのコラボレーションは過去にあまり例がなく、〈アシックス〉としてもチャレンジングな試みでした。結果、素晴らしいものができあがったと自負しています。今後もこういった取り組みを続けていきたいですね。

左:ELDORESO総柄半袖シャツ ¥9,350、右:ELDORESO半袖シャツ ¥6,600(2023年9月28日発売予定)

左:ELDORESO半袖シャツ ¥6,600、右:ELDORESO総柄半袖シャツ ¥9,350(2023年9月28日発売予定)

ELDORESOマルチポケットランニングショーツ 各¥15,400(2023年9月28日発売予定)

S4 ¥22,000(2023年9月28日発売予定)

ELDORESOランニングキャップ 各¥6,600(2023年9月28日発売予定)

INFORMATION

アシックスジャパン株式会社 お問い合わせ

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ELDORESO

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