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ネクサスセブンとコンバースがつくった「ワンスター デッキシューズ」の魅力に迫る!
NEXUSVII. × CONVERSE for URBAN RESEARCH

ネクサスセブンとコンバースがつくった「ワンスター デッキシューズ」の魅力に迫る!

今年で誕生50周年を迎える〈コンバース〉の「ワンスター」。そんなタイミングで、〈ネクサスセブン〉×〈コンバース〉によるスペシャルコラボモデルが、「アーバンリサーチ」エクスクルーシブで発売を控えています。その名も「ワンスター デッキシューズ」。本企画の仕掛け人である4名に、プロジェクト誕生の経緯や製作秘話、スペシャルモデルの魅力などを幅広く語ってもらいました。

こだわりを詰め込み長く愛せる一足に。

―当時の〈コンバース〉って、日本企画とアメリカ企画ではまったくちがうものだったのですか?

栗原: ぼくは別ものだなと感じました。というのも以前、「コンバース社」にお邪魔したときに昔のカタログや資料を拝見したことがあって、そのときに日本企画のモデルにはデザインに日本人ならではの繊細なテイストが入っていると感じました。まあ、そうですよね、日本人がつくっているわけですから。でもヴィンテージ好きの立場から言うと、あまり手の込んだデザインじゃない方がよかったりもするんです。当時の日本企画とアメリカ企画のモデルの違いって、そういうデザインの細かなニュアンスなのかなと思います。そこへくると今回の「ワンスター デッキシューズ」は、日本とアメリカのよい部分が程よくブレンドされていて、その辺のさじ加減が絶妙だなと思います。

長谷: ベースは「マリンスター」ですが、それはベースであって今回の「ワンスター デッキシューズ」のデザインは、いい意味で別物になっていますよね。

―今回の製作をするにあたって、特にこだわった部分はどんなところですか?

長谷: まず販売をするにあたって合わせやすい色がよかったので、アッパーはブラックでとお願いし、全体のデザインをブラックのキャンバスに合うように仕上げていきました。

栗原: そもそも一般的に、デッキシューズはブルーや白が定番で、ブラックは存在しませんよね。昔でいうとブラックのテニスシューズもないんです。ブラックという色自体、スポーツ的にあまりよくないイメージがあるのかもしれませんね。古いスニーカーでもブラックが存在するのはバッシュと一部のトラックシューズくらい。「ジャックパーセル」でもブラックが最も希少ですし。ただ80年代に入るとファッション的に受け入れられて人気も高まっていきますよね。

長谷: たしかにデッキシューズって、青とか白とか、海を想起させる色がメインですね。逆にいえば、そのイメージが強いからファッション的には合わせづらいときも。

今野: ブラックなら合わせやすいですよね。また国内外の多くのブランドからもデッキシューズをベースにしたモデルがリリースしていますしデッキシューズ自体、トレンド感があるので、リリースをするにはちょうどいいタイミングになったと思います。あと、デザインソースとしてどうしてもヒールカウンター部分に「ワンスター」を入れたいという思いがありました。50周年のアニバーサリーということもあり、せっかくならセレブレーション感を出したかったので。

志村: 今回の「ワンスター デッキシューズ」は、デザインが大人っぽいですし、形もすごくきれいですよね。

―機能的な面ではどこがポイントですか?

長谷: 機能というほどのものではないですが、強いてあげるなら、脱ぎ履きがしやすいようにシュータンの横にゴムを内蔵していたり、フットベットのクッションもより柔軟な履き心地になったりしています。

志村: 定番の「オールスター」はちょっと硬いですよね。でもあの硬さがいいという人もいるので、どちらがいいとかはありませんが、これはかなりソフトな履き心地ですね。

栗原: 機能ではないですが、アウトソールのサイド部分に黒のラインが入ると全体がしまっていいですよね。デッキシューズって基本的にラインは入らないので。そういう意味ではすごく新鮮。

今野: ラインを入れたり、コバの太番手のステッチを周囲のカラーに合わせて生成りにしていただいたりしましたね。細かな調整で、本当に些細なところなんですけど。

―今回の「ワンスター デッキシューズ」は、どんなスタイルで履いてほしいですか?

長谷: 具体的には特になく、シンプルなデザインなので、どんなスタイルにも合わせやすいと思います。たとえば、デニムパンツと合わせてカジュアルなスタイルにしたり、チノパンやシャツと合わせて少しフォーマルなスタイルにしてもいい。

今野: 汎用性の高いデザインなので、ボトムスはショート&ロング、どちらも合うでしょうし。長く履き続けることができる万能ができたと思います。がんがん履いていただきたいですね。個人的にもし可能なら、ストック用に2足買いしたいくらいです(笑)。

栗原: このデザインであればヴィンテージにも違和感なく溶け込むと思うので、自由に履いていただくのがベストなのかなと。デニムやカーゴパンツ、スラックスなど何でも合わせてほしいです。ぼくはヴィンテージなど古いアイテムを生業としていますが、そういったものはサイズが選べなかったり経年劣化があるなど、楽しむのにネックになることが多々あります。もちろん、それが楽しいということもありますが。あとぼく自身、昔ほどヴィンテージや古着に対する執着が減り、今回のようなリバイバルモデルに魅力を感じるようになりました。オリジナルにはない型ですが、古い〈コンバース〉が好きな人も履ける、クラシックさとモダンさが絶妙にマッチしたデザインで、すごくバランスがいいと思います。

―今回のような〈コンバース〉のスペシャル企画は、今後も継続していきますか?

志村: 今回のセールス次第ですかね(笑)。まあ冗談はさておき、こういった特別なモデルをつくることで新たな発見があったりするなどいろんな意味で刺激になので、個人的にはやらせていただきたいです。会社としても今回のようにアーカイブに触れつつ、新たなものをつくるということはとても価値のあることだと思いますし。あと今後企画を通じて、ものすごく人気が出て定番化するようなモデルが誕生すればいいなと思います。今回のコラボレーションモデルに関しては、本当に長く愛されるものができたと思いますし、すごく嬉しいです。

INFORMATION

アーバンリサーチ

オフィシャルサイト

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