GLASSES
1本添えるだけ。
ひと通り嗜んだひともそうでないひとも、こんな3本はいかがでしょう? 服の雰囲気を変えてくれたり、華を添えてくれたり、自分を大胆に見せてくれたり。アイウェアが秘める可能性を感じ取ることができたなら、ファッションももっと楽しくなるはず。
NOCHINO OPTICAL
ノチノオプティカルの「YUGEN #1」
年代ものにこそ。
古着のダメージスエットは、そのままではただのボロ。だからアイウェアで様変わりを図りたいものです。〈ノチノオプティカル〉のサーモントの渋さを持ってくると、見事な掛け算になります。彫金模様のパーツやミル打ちが施されているから、クラシカルな雰囲気が出るし、アイウェアとしての力強さはより一層古着の持ち味を引き出してくれます。前から横から斜めから、さまざまな角度での表情がおもしろいのもこのアイウェアの特徴。こんなにもファッションを底上げしてくれるなら使わない手はありません。
※調光レンズ(UV下でカラー変化)もあり
YOSHINORI AOYAMA
ヨシノリ アオヤマの「YA-001」
計算し尽くされた一本。
アイウェアの形には天井があると正直なめていましたが、こんな斬新な一本が登場しました。ブランドは〈ヨシノリアオヤマ〉。常に新しさを生み出すことに余念がない〈FACTORY900〉のデザイナー青山嘉道氏が立ち上げました。このアイウェアは2023年秋に発表されたブランドの定番モデルで、装飾を排除した立体造形が魅力。純チタン材によるメタルフレームで、知性が香ります。フラットなハーフリムがレンズの上部を固定するという構造で、奥行きの感じられる稀有なフォルムになっています。複雑さとシンプルさが同居するアイウェアには、ラフなプリントTぐらいが塩梅がよさそうです。
eye c u
アイシーユーの「BHM BK50」
大胆に、スペイシーに。
巷で騒がれているY2Kファッションは、このアイウェアひとつで明日からでも取り入れられる。〈フィンガリン〉がプロデュースするアイウェアブランド〈アイシーユー〉から、大ぶりのスクエアがリリースされました。マットで透明感のあるグレーのフレームがクールで、ペールターコイズのクリップがアクセントに。顔まわりの印象が強いからこそ、タイトかつテクスチャーがおもしろい服にするとこんな風にスペイシー感が増します。レンズは2種あって、これは薄いもの。掛け心地も軽く、街から街へフットワーク軽く移動する現代人にこそ必要です。