ポップでファンキーな曲と、『Burning』みたいに演奏しやすい曲をつくった。
ー『Burning』はいままで以上にヘヴィーなサウンドで、いわゆるオルタナティブな要素が強い曲だなと感じました。
塩塚： 結果的にそうなったという感じですね。私たちの音楽を聴いて、シューゲイザーって言われることがよくあるんですけど、私は普段シューゲイザーをあまり聴かないんです。でも、最近ひとに勧められて聴いたらかっこよくて、そういうのをやってみようかなって思ったんです。それでギターを歪ませてつくったらできたっていう感じで。でも、音はすごく気に入ってますね。
ーいまの時代、ここまでオルタナティヴ色の強い音をメジャーシーンで奏でるバンドも減ってきたと思うんです。それをテレビアニメのエンディングでやるというのも、バンドの想いが表れているような気がして。
塩塚： じつはもう一曲、ポップな曲も候補としてあったんですよ。私たちは正直そっちになるかなと思ってたから、もう一曲、『Burning』みたいに演奏しやすいやつをつくったんです。そしたら結果、こっちに決まって。
河西： 「こっちなんだ！」ってなったよね（笑）。スタッフとも「どっちになるかな？」って話してたんですよ。私は『Burning』派だったので、やったー！ って感じでした。
ーライブでも絶対に盛り上がる曲ですよね。
河西： そうですね。ライブ映えしますよね。
塩塚： もう一曲のほうはもっとファンキーだったよね。
河西： そうだね。アップテンポで。あれはあれでいい曲だったんだけどね。
ーその曲はリリースしないんですか？
塩塚： うーん、どうだろう。『推しの子』のために作った曲だから、なんとも言えないですね。
