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だから、プーマ パレルモ。
FOR ALL GEEKS vol.2

だから、プーマ パレルモ。

1970年代後半、サッカースタジアムの立見席(テラス)に通う、熱狂的なフットボールファンのスポーツウエアを取り入れた着こなしは“テラススタイル”と呼ばれ、ヨーロッパ中に普及しました。その足元に支持されたのが〈プーマ(PUMA)〉の「パレルモ」です。そんな名作にヴィンテージ加工を施した「パレルモ ヴィンテージ」が登場します。このモデルは、熱狂的なフットボールファンのように“強いこだわりを持ち、それに誇りを持って楽しんでいる人”、つまりギークなひとこそ履くべき1足。気になるあのひとたちが偏愛しているものと「パレルモ ヴィンテージ」の魅力をお届けします。

  • Photo_Kento Mori
  • Styling_So Matsukawa
  • Hair_Miho Emori
  • Make_Chihiro yamada
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Seiya Kato
  • Assistant_Amane Yasuda

I am a COFFEE GEEK

PROFILE

ヴォーン・アリソン

バリスタ、ライター、音楽プロモーター、モデルなど多方面で活躍。コーヒー愛好家としても知られ、2020年、池袋近くの東長崎駅に「MIA MIA」をオープン。2021年には、雑貨屋兼ギャラリーの「I AM TOKYO」を同じ東長崎に構えた。
Instagram:@vja

プロフェッショナルなバリスタの役割。

―履いていただいたのは、キャラメルラテというカラーなんですよ。

ぼくにぴったりじゃないですか! いい色ですね。お店で履いて、ちょっとコーヒーをこぼしちゃっても気づかないと思うし(笑)、それも味になりそう。なるべく毎日履ける、落ち着いた色が好きなんです。クラシックな見た目もいいですね。喫茶店もクラシックなほうが好きなので、その感覚と共通しているというか。

―コーヒーにはいろんな種類がありますが、ヴォーンさんが個人的に好きなのは?

エスプレッソが好きで、毎日飲んでいます。朝イチのスイッチになるのがダブルのエスプレッソ。めちゃくちゃパンチのあるフレーバーで、体にグッときます。エスプレッソでも、最近はさまざまな豆がどんどん使われるようになって、いろんなおいしさがあるんですよ。でも、個人的に好きなのは、昔ながらの深煎りです。

―スペシャルティコーヒーは、コーヒー豆の品種や精製など、まさにギークな要素が詰まっていますよね。

自分の好きな味や香りを見つけられるのがおもしろいです。でも、日本のスペシャルティコーヒーはまだまだ伸びしろがありますね。品種とかで細分化せず、国単位でひとくくりにしているお店が多くてもったいない。この先10年で、ワインやクラフトビールみたいに、みんながびっくりするようなコーヒーが生まれると思います。そのために、プロフェッショナルなバリスタが必要なんです。

―「MIA MIA」のバリスタは、どんな役割を果たしていますか?

まず、お客さんとの日常会話を大切にしています。お互いを知っていれば、いつか誰かを助けられるかもしれないし、自分を助けてもらえるかもしれないので。毎日お店に立っているバリスタが、そういう存在になってほしいと思っています。コーヒーに興味があったら知っていることをたくさん話すし、ジョン・レノン(常連のこと)になったら話も深くなる。

―コーヒーをきっかけにしたつながりを大切にしていると。

そして、プロフェッショナルから豆を買って、家で淹れて、自分の好みを見つけてもらいたいですね。同じ豆を使っても、豆の量や挽き目、お湯の温度、抽出時間などで味が変わるからおもしろいんですよ。

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