I am a COFFEE GEEK
PROFILE
バリスタ、ライター、音楽プロモーター、モデルなど多方面で活躍。コーヒー愛好家としても知られ、2020年、池袋近くの東長崎駅に「MIA
MIA」をオープン。2021年には、雑貨屋兼ギャラリーの「I AM
TOKYO」を同じ東長崎に構えた。
Instagram:@vja
プロフェッショナルなバリスタの役割。
―履いていただいたのは、キャラメルラテというカラーなんですよ。
ぼくにぴったりじゃないですか! いい色ですね。お店で履いて、ちょっとコーヒーをこぼしちゃっても気づかないと思うし(笑)、それも味になりそう。なるべく毎日履ける、落ち着いた色が好きなんです。クラシックな見た目もいいですね。喫茶店もクラシックなほうが好きなので、その感覚と共通しているというか。
―コーヒーにはいろんな種類がありますが、ヴォーンさんが個人的に好きなのは?
エスプレッソが好きで、毎日飲んでいます。朝イチのスイッチになるのがダブルのエスプレッソ。めちゃくちゃパンチのあるフレーバーで、体にグッときます。エスプレッソでも、最近はさまざまな豆がどんどん使われるようになって、いろんなおいしさがあるんですよ。でも、個人的に好きなのは、昔ながらの深煎りです。
―スペシャルティコーヒーは、コーヒー豆の品種や精製など、まさにギークな要素が詰まっていますよね。
自分の好きな味や香りを見つけられるのがおもしろいです。でも、日本のスペシャルティコーヒーはまだまだ伸びしろがありますね。品種とかで細分化せず、国単位でひとくくりにしているお店が多くてもったいない。この先10年で、ワインやクラフトビールみたいに、みんながびっくりするようなコーヒーが生まれると思います。そのために、プロフェッショナルなバリスタが必要なんです。
―「MIA MIA」のバリスタは、どんな役割を果たしていますか?
まず、お客さんとの日常会話を大切にしています。お互いを知っていれば、いつか誰かを助けられるかもしれないし、自分を助けてもらえるかもしれないので。毎日お店に立っているバリスタが、そういう存在になってほしいと思っています。コーヒーに興味があったら知っていることをたくさん話すし、ジョン・レノン(常連のこと)になったら話も深くなる。
―コーヒーをきっかけにしたつながりを大切にしていると。
そして、プロフェッショナルから豆を買って、家で淹れて、自分の好みを見つけてもらいたいですね。同じ豆を使っても、豆の量や挽き目、お湯の温度、抽出時間などで味が変わるからおもしろいんですよ。