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だから、プーマ パレルモ。
FOR ALL GEEKS vol.2

だから、プーマ パレルモ。

1970年代後半、サッカースタジアムの立見席(テラス)に通う、熱狂的なフットボールファンのスポーツウエアを取り入れた着こなしは“テラススタイル”と呼ばれ、ヨーロッパ中に普及しました。その足元に支持されたのが〈プーマ(PUMA)〉の「パレルモ」です。そんな名作にヴィンテージ加工を施した「パレルモ ヴィンテージ」が登場します。このモデルは、熱狂的なフットボールファンのように“強いこだわりを持ち、それに誇りを持って楽しんでいる人”、つまりギークなひとこそ履くべき1足。気になるあのひとたちが偏愛しているものと「パレルモ ヴィンテージ」の魅力をお届けします。

  • Photo_Kento Mori
  • Styling_So Matsukawa
  • Hair_Miho Emori
  • Make_Chihiro yamada
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Seiya Kato
  • Assistant_Amane Yasuda

I am a BOOK GEEK

PROFILE

山下丸郎

PRやブックディレクターとしても活躍する編集者。2021年に「stacks bookstore」を渋谷の神山町にオープンし、今年3月に神保町へ移転。ZINEやMIX CD、アパレルなど独自の視点で編集したレーベル「stacks」も運営する。
Instagram:@maruroyamashita

知らないことを知るきっかけ。

―〈プーマ〉にはどんなイメージをお持ちですか?

〈プーマ〉といえば「スウェード」の印象が強くて、10代のころから足もとの選択肢のひとつでした。シンプルでクラシカルなモデルが好きなので、「パレルモ ヴィンテージ」も普段通り履きやすい。ネイビーの洋服を着ることが多いので、コールドグリーンのカラーリングは足元のアクセントになりますね。

―本はどんなジャンルが好きですか?

なんでも読みますよ。小説や社会学、フェミニズムに関する本も読むし、漫画も好きだし、写真集も。最近は、食に関連したテーマに手が伸びがちですね。あと、ホラーにもハマっています。

―月に何冊くらい買っているんですか?

多少の波はあるけど、ZINEも含めたら月に50冊くらい。「Kindle」の漫画を含めたら、相当買ってる方かもしれません。

―電子書籍も使っているんですね。

スペースの問題があるから、漫画は「Kindle」で買うことが多いんです。例えば『美味しんぼ』は今のところ全111巻もありますから、スペースのことを考えちゃうと手を出しにくいけど、電子書籍なら場所をとらないからパッと買えますよね。できれば紙で持っていたいんですけどね。装丁や紙質を楽しむのも本の魅力なので。

―読書から読書につながることはありますか?

ありますよ。例えば、アメリカの探偵小説を読んでいて、食文化の描写について気になる記述があれば、それに関連した本を読んだり。読書から色々なことを知れますよね。

―自分では体験できないことや他人の感情を知られるから、本はおもしろいですよね。

日常生活を送るなかで、なんでこのひとはこういうことを言うんだろう、なんでこのひとはこういう立場をとるんだろう、っていう相手の気持ちを汲み取るための判断材料が、本を読むことで身についている感覚もあります。でも、そういう色々なことを考えなくても、読書って面白い! って、子供の頃から思い続けています。みんなが絶対に読むべきとは思っていませんが、本はおもしろいものだと「stacks bookstore」を通して伝えていきたいです。

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