FEATURE | TIE UP
履き心地はいつものやつ。違うのは見た目だけ。
street FORMAL collection of VANS.

履き心地はいつものやつ。違うのは見た目だけ。

〈ヴァンズ(VANS)〉のアイデンティティといえばスケートボードでありストリート。「オーセンティック」や「エラ」などは、スニーカー史に燦然と輝いています。ただ、秋の新作はこれまでとはちょっと違い、大人の顔をしたフォーマル仕様。履き心地は、いつもの感じで。

  • Photo_Riki Yamada
  • Video_Ryota Kuroki
  • Styling_Tomoya Yagi
  • Hair & Make up_Mika Iwata(mod's hair)
  • Model_Haruma Matsumoto(Friday), Takahiro Nakayama(Friday), Sena(MOMENT),Nanami(MOMENT)
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Naoya Tsuneshige

革靴のいいところと、スニーカーのいいところを。

CARVER Hi ¥13,200
CARVER Lo ¥12,100
2 EYE ¥13,200
LOAFER ¥11,000
〈ヴァンズ〉の秋の新作は、レザーやスエードを使った大人顔。見た目とは打って変わって、お馴染みバルカナイズド製法で仕上げられ、クッション性もよく、履き心地はどこまでもスムースに。

1966年、カリフォルニアで誕生してからこれまで、数々の名作を世に送り出してきた〈ヴァンズ〉。見た目のラフさとグリップ力はスケーターを虜にし、ムーブメントはストリートに伝播し、いまに繋がる確固たる地位を築き上げてきました。

ただ、今秋〈ヴァンズ〉からリリースされるシューズは、ラフさは皆無で、大人顔。

まずは「CARVER」。実はこのモデル、過去にリリースされていたこともあり、当時も人気が高かった一足です。2023年に復刻されたときも当時の熱狂に勝るほどで、アジア各国からも注目を浴びるほど。

いつもの〈ヴァンズ〉ならスタイリングも自然とストリートになってしまうけど、「CARVER」であればカジュアルなアイテムも受け止めながら、キレイなスタイリングにもはまってくれます。シャツにネクタイで決めてもいいし、モードにだって振ってもいい。

この「LOAFER」には、ひとつ秘密があって、実はラスト(木型)が〈ヴァンズ〉の「スリッポン」と一緒なんです。

ローファーは、スニーカーに比べてひと回り小さく見えるもの。けれど、「LOAFER」のフォルムは「スリッポン」。バンプが少し長い。だから、服とのバランスがより取りやすいんです。

品のあるデッキシューズも〈ヴァンズ〉の新作。名前は「2 EYE」。これをパッと見で〈ヴァンズ〉とわかる人なんて、きっといないはず。

アッパーにはレザーを使用し、大事に履いてあげれば経年変化も楽しめる。どんどん色は深くなって、艶も増していきます。

ここまでいろいろと書いてきたけれど、どの靴も、履き心地は正真正銘〈ヴァンズ〉です。そこだけは、お忘れなきように。

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