今日から交流戦がはじまる日本のプロ野球。セ・リーグとパ・リーグの球団が相まみえるこの期間は、調子を落とす下位のチームが一気に順位を上げる可能性があります。
そこで注目したいのは「埼玉西武ライオンズ」です。
現在パ・リーグの最下位に沈み、監督交代がアナウンスされたばかりですが、かつての黄金時代を知るファンからすると、やっぱりライオンズに相応しいポジションはAクラス。スタープレイヤー不在の厳しい台所事情の中でも、ひとつ歯車が噛み合えばまだまだ巻き返せるはずです。
この特別なユニフォームに袖を通す夏場までには少しでも順位を上げたいところ。
デザインしたのは〈White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)〉を率いる相澤陽介さんです。
「ハントブルーユニフォーム」と名づけられたこちらは、夏の月夜に敵を狩る、美しく勇ましい獅子をイメージ。夜を思わせるネイビーをベースに用い、そこに白い爪痕を思わせるグラフィックがあしらわれています。フロントにうっすら浮かぶのはライオンの姿です。
胸元の “LIONS” のロゴにクラシックなフォントを使ったところも特徴のひとつ。
今井達也投手
ユニフォームと一緒に発表されたキャップのロゴは “SSL”(埼玉西武ライオンズ)の3文字で構成されています。
実は相澤さんは埼玉・所沢出身。「西武球場前駅」が地元で、ライオンズを通じてスポーツの魅力を知ったといいます。
彼はファッションで培ったクリエイティビティを活かし、現在Jリーグの「北海道コンサドーレ札幌」でも活躍していますが、野球のユニフォームデザインにおいてもそのセンスは際立っています。
「ハントブルーユニフォーム」で選手たちが戦うのは、8月2日(金)から9月1日(日)の間。「埼玉西武ライオンズ」の夏のイベント 「ライオンズフェスティバルズ 2024」期間中です。
現在、このレプリカユニフォームとキャップの予約販売を「ライオンズストア オンライン」で受け付け中。ファンと選手の一体感が生まれれば、試合に臨むチームにとってこれほど心強いことはないでしょう。