雨の余韻を芳しく表現したスリーの新たなフレグランス。そのインスタレーションが渋谷の2拠点で開催されます。

あるときの記憶や感情を呼び起こすなど、ひとびとの内省に働きかける力をもつ“香り”。

ビューティブランド〈スリー（THREE）〉は、自然をインスピレーション源に精油のみでつくった「エッセンシャルセンツ」というフレグランスを展開しています。

新作の発売を機に、その世界観を体験できる移動式インスタレーション「ザルームオブインセンツ（THE ROOM OF（IN）SCENTS）」がはじまっています。

「福岡アートブックフェア2024」で初めてお披露目されたこの企画。6月20日（木）からは「ビジョナリウムスリーシブヤ（VISIONARIUM THREE SHIBUYA）」、7月10日（水）からは「シボネ（CIBONE）」と二箇所で行われる予定です。

会場には、空間デザイナー・山本大介氏による資材を再活用するプロジェト「FLOW」に使われる軽量鉄骨を使用した箱型の空間を設置。そのなかで新作のテーマ「BEYOND THE RAIN（森羅万象、雨の余韻）」にまつわるアートとともに香りを体験できるのです。

本日から開催されている「ビジョナリウムスリーシブヤ」では、ブックディレクター・有地和毅氏が新作「05 AFTER THE RAIN」と「06 TASTE THE AIR」の香りからインスピレーションを得た、「雨」にまつわる小説、詩、エッセイをキュレーション。詩人・菅原敏氏による朗読を音声コンテンツとして空間の中で聴くことができます。期間中の7月6日（土）には、歌人・伊藤紺氏をゲストに迎え、イベントも開催されるとのことです。

また、7月10日（水）からは「シボネ（CIBONE）」でも開催予定。そこでは写真家・原田教正氏の作品集『An Anticipation』より、雨の恵みを抱えた潤いの大地、深奥な森のウッディ、雨上がりの甘やかな透明感、風の余韻など、フレグランスの着想源を感じさせる作品群が展示されます。