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タイトルは『見つめ合わない』。内田紅甘が初の個展を行った場所に、1年ぶりに帰ってきます。

俳優・エッセイストとして活躍する内田紅甘が、初の個展『私からの眺め』を開催したのは2023年5月。そこからおよそ1年の時を経て、7月26日(金)より『見つめ合わない』と題した展示を、昨年と同じ会場の「フロットサム ブックス(flotsam books)」で開催します。

1度しか会ったことのなかった高田将伍とお互いの写真を並び合わせるにより、同じ世界を捉えていながら、交わることのない2人の視線や他者との関係性といった世界観を提示。

高田将伍はいままでに即効的、反射的に撮ってきた記憶の断片とでもいうべき写真の一部を、内田紅甘との展示に合わせて披露します。

去年の5月に初個展『私からの眺め』をflotsam booksでやらせてもらって、すっかりやり切ったつもりでいたから、今年もという話が出たときは困った。でもわくわくして、”他人の関係”をテーマにするのはどうだろう、と案外すぐに考えついた。前回の展示はいわば「ひとりの風景」を作ったものだったから、そこから進歩させて「ひとりとひとりが共にいる風景」を作ってみたいと思ったのだ。そんなわけで、一度挨拶を交わしただけの関係だった髙田さんを、いきなり展示の共同制作者にお誘いした。さて、「ひとり」と「ひとり」が見つめ合わずに、それぞれの視点で切り取った風景を繋げたら、どんな眺めが生まれるのだろう。私もはやく、それを見てみたい。-内田紅甘-

いつからか身体が反応した瞬間を記録するという行為に中毒的に陥った。その欲望は時間や場所を問わずに湧き上がってくる。反射的にiPhoneで撮影した写真やショートフィルムには、些細だけど、決して永遠では無いその瞬間が記録されている。いわば記憶のビジュアルメモのような存在だ。思えばアートブックやエッセイ集もまた、記録の集合体なのかもしれない。今回、内田さんにお誘いいただき、これまで撮影してきたビジュアルメモの一部を彼女が残してきた記録や記憶と合わせて、flotsam booksに集めた。-髙田将伍-

7月26日(金)の18時からは入場無料&予約不要でのレセプションも。初日に行けなくても、8月11日(日)まで開催されています。『見つめ合わない』、見逃せません。

INFORMATION

flotsam books

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内田紅甘/髙田将伍 『見つめ合わない』
会場:flotsam books
住所:東京都杉並区和泉1-10-7
期間:2024年7月26日 (金) – 8月11日(日)
時間:14:00~20:00
定休日:水曜日
入場:無料※予約不要
オープニングレセプション:7/26(金)18:00〜 ※入場無料&予約不要

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