〈ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)〉が全世界から人気を集めていて、シューズブランドとして確固たるポジションを築いていることは皆も承知。しかし、その歴史が250年もあることを知っているひとは少ないはず。
今回ご紹介する展覧会は、きっとその事実をよく知るきっかけになるでしょう。
7月17日(水)から28日(日)まで、〈ビルケンシュトック〉は、250年にわたる靴づくりの伝統を祝して、東京の原宿でエキシビション「BIRKENSTOCK 250 YEARS OF SHOE MAKING」を開催します。
創設者であるヨハネス・ビルケンシュトック(Johannes Birkenstock)が靴職人としてドイツの公文書に記されたのが1774年。それから250年ものあいだ、彼の意思を引き継ぎつつ、時代のニーズに応えながらブランドは成長してきました。
そのなかでもキーとなるのは1902年。コンラッド・ビルケンシュトック(Konrad Birkenstock)が、金属を使わないフレキシブルなインソールであるフットベッドを発明した年です。ブランドの歴史に大きく影響を与えたとともに、靴に対する考え方や靴づくりそのものにも革命を起こしたといっても過言ではないでしょう。
本展覧会では、そんなブランドの歴史をあらためて振り返りながら、ブランドのの独自性と“Walking as Nature Intended -あるがままの、この足で歩く”というブランドのメッセージを伝えることを目的としています。
会場に並ぶのは、スイス人フォトグラファーであるヘンリー・ルートワイラー(Henry Leutwyler)が捉えたブランドの歴史を築いてきた品物の数々。力強い眼差しで切り取られた写真たちからは、ブランドの歩みと信念を感じることができます。
また、日本と韓国に住む25名の〈ビルケンシュトック〉愛用者の、それぞれのスタイルを切り取ったキャンペーンもあらためて見ることができます。
さらに、会場内では3名のアーティストによる特製フレームのフォトブースがあったり、来場者全員が楽しめるガチャガチャも。
見て知るだけで終わらない仕掛けを用意するあたり、〈ビルケンシュトック〉らしいですね。
開催は7月28日(日)まで。蒸し暑い日が続きますが、ぜひビルケンを履いてラフに展覧会にお越しください。