連載【世界で見つけたヒップでポップなスーベニア。～カリフォルニア編～】Vol.2 国内300箇所以上にコーヒー豆を卸す、キャニオンコーヒー。

ネットがあれば、たいていのものが買えてしまう時代。だからこそ、その場所でしか買えないモノに、どうしてもグッときてしまう……。「ZOZOVILLA」がスタートさせた「CITY WALK PROJECT」は、世界各地にあるヒップな街と店にフォーカスし、そこでしか取り扱われていないアイテムをリリースするプロジェクト。現地まで足を運ばなければ手に入らなかったアイテムが、いまだけ特別に、「ZOZOVILLA」で。

第1弾でフォーカスする街はカリフォルニア。「CALI WALK」と題し、現地の8つの店舗のアイテムを販売します。今回は、ロサンゼルスはエコーパークに拠点を構える「キャニオンコーヒー（CANYON COFFEE）」のアイテムをご紹介。読者プレゼントもあるので、記事最後のインフォメーションもお見逃しなく！

Photo（ITEM）_Takeshi Kimura
Text_Marugoshi Kimura
Edit_Yosuke Ishii

---

ドジャー・スタジアムのほど近く。憩いとクリエイティブが共存する「キャニオンコーヒー」。

MLB史の記録を塗り替え続ける大谷さん。彼が、今年から本拠地として使用しているのがドジャー・スタジアムです。

スタジアムがあるエリアはエコーパークと呼ばれる地区で、スタジアムのほかにも大きな公園があったり、個人商店が軒を連ねていたり、小さなコミュニティがたくさん形成されていたり。都会のざわつきとは無縁で、スローで寛容な時間が流れる場所です。

2016年、そんな地に誕生した「キャニオンコーヒー」。創業者であるAllyとCaseyも、長らくこの街の住人です。

CANYON COFFEE
住所：1559 Echo Park Ave, Los Angeles, CA 90026
Instagram：@canyoncoffee

メニューは100％オーガニック。自家焙煎のコーヒーも、産地や生産過程にこだわり厳選した豆を使用。フレッシュジュースも最高だし、トーストなんかも超おいしい。

「キャニオンコーヒー」のコーヒー豆は現在、アメリカ国内300箇所以上で取り扱いがあります。ロサンゼルス中のセレブがこぞって通う超高級グローサリーストア「Erewhon」にも卸すほど。

なにより、お店の雰囲気が最高で、AllyとCaseyが好きなドナルド・ジャッドやジョージア・オキーフの世界観が表現されていて、地元アーティストの作品も随所に展示されています。まさに、テキサスのマーファとニューメキシコを足して割った感じ。集まってくる人たちもユニークな人たちが多く、ここでコーヒーを飲んでいるだけでアイデアが湧いてくる、そんな場所です。

---

ミニマル、プリミティブ、ユニーク。

時間を見つけては国内外を旅し、さまざまなインスピレーションを得てきたAllyとCasey。と同時に、地元であるエコーパークで築いてきたコミュニティ。「キャニオンコーヒー」のスーベニアは、そのふたつを掛け合わせてできたプロダクト。華美な装飾はなく、素朴で、洗練されていて、気が効いてる。

CANYON COFFEE Canyon Echo Park Tshirt ¥10,400

ひとつ目に紹介するのは、創業者の2人と仲がいいアーティスト、ベイリー・エルダーがデザインしたブルーのTシャツ。

クラシックフィットのこのTシャツは、「キャニオンコーヒー」らしく、水とエネルギーを節約するため、産業廃棄物となったコットンを原料に作られています。しかも編み、縫製、染色までをロサンゼルスで行っているという代物。正真正銘、メイド・イン・ロサンゼルスです。

CANYON COFFEE Canyon Sweatshirts ¥21,300

フロントにcanyon、バックの襟元にLos Angelsとプリントされた素朴なクルーネックスエットは、3色展開。生地はがっしり、14オンス。猛暑過ぎてスエットどころではないかもだけど、在庫はすでに品薄です。

一枚でも様になるし、力が入っていないデザインもいい具合。秋になって「買っておけばよかった…」とならないために、決断はお早めに。

Tシャツと同様に、編み上げや縫製、染色はロサンゼルスで行われています。

CANYON COFFEE Navy Echo Park Hat ¥6,100

ウォッシュ加工を施したネイビーブルーの6パネルキャップはコットン100%。ロゴは刺繍。フェードぶりもいい感じです。

洗濯したり、太陽にさらされることで、もっとエイジングされていって、それこそスタジアムにいる、往年のドジャースファンのおじさん感が出てくることだと思います。ブルージーンズとの相性は言わずもがなです。サイズは調節可能。

CANYON COFFEE Blue Tote ¥5,700

こちらのトートバッグもTシャツ同様、ベイリー・エルダーがデザインしたものです。ベイリーの作品は、自然からインスピレーションを得たモチーフが多く、それを意図的に単純化し、かつ抽象的な形が特徴。

トートバッグのアートも、川からインスピレーションを得て描かれたもの。日常使いはもちろん、ファーマーズマーケットの食材をいれたり、旅行のセカンドバッグとして使ったり、あらゆる場面で活躍してくれます。ブルーとホワイトの配色もロサンゼルスらしい。

CANYON COFFEE Canyon Diner Mug

最後に紹介するのは、実際にエコーパークの店舗でも使われているマグカップ。アメリカのダイナーによくある、飲み口の分厚いアレです。

しっかりとしたカーブハンドルで持ちやすく、容量は10オンス（295ml）。コーヒーはたっぷり注いで、ガブガブ飲むのがアメリカ流。薄いマグカップと違い、保温力が高いのもうれしいところ。

---

ここで紹介したもの以外にも、「CITY WALK PROJECT」のECサイトでは「キャニオンコーヒー」のステーショナリーやデザイン違いのTシャツなども販売中です。

ショップのスーベニアグッズは、お土産とはまた違う。ロサンゼルスのお店のものを日本で使えばなおのこと、まるで自分だけのもののように感じるものです。知ってか知らずか、気分も現地に引っ張られていくような、不思議な魅力があるんです。

さて、次回フォーカスするのは、チャイニーズレストラン「woon kitchen」のスーベニア。現地でも大人気のレストランで、ロサンゼルスと中国が混ざり合うアパレルは心地いい温度感。こちらもぜひ、お楽しみに。