NEWS

連載「憧れの逸品」No.362 エルサ・ペレッティの偉業を称えるティファニーのリング。

『ヴォーグ』が「ジュエリーの世界でもっとも成功した女性」と言えば、『ニューズウィーク』は「(彼女のデザインワークは)ルネサンス以降最大の革命だった」 と言った。

1974年に〈ティファニー(TIFFANY&CO.)〉のデザイナーに就任し、およそ5年に渡って30を超えるコレクションを世に送り出したエルサ・ペレッティのことである。

エルサが手掛けたコレクションはいまなおメゾンの中核を担っている。「ボトル」「オープン ハート」「ビーン デザイン」、そして「ボーン カフ」。

〈ティファニー〉は彼女の偉業を称えるべく、就任から50年目を迎える今年、「ボーン リング」と「スプリット リング」という二つのモデルを売り場に並べた。


BONE RING ¥737,000


SPLIT RING ¥687,500

いずれも「ボーン カフ」からインスパイアされたリングだ。そのリングはエルサが幼少期に訪れたローマの「カプチン地下聖堂」、そしてアントニオ・ガウディの「カサ・ミラ」への思いがかたちになったものという。官能的なフォルムは人間工学に基づく。80歳でこの世を去ったエルサはかつて「すべてのジュエリーは魅惑的でありながら、快適に身につけられるべきである」と語っていた。

素材は18Kイエローゴールドとスターリングシルバーの二つ。スターリングシルバーは売り場で確認してもらいたい。

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク

電話:0120-488-712
オフィシャルサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS

関連記事#憧れの逸品

もっと見る